
きっとエリは俺が育児から逃げていたことに幻滅してしまったんだ。俺は育児から逃げていた……。それがまぎれもない真実だった。そして俺はエリのいる義実家に向かった。義母が招き入れてくれて、久しぶりにエリと顔を合わせた。


「お願いです、離婚してください」エリはそう言って頭を下げてきた。ここまでエリのことを苦しめていたかと思うと、あまりに自分がふがいない……。そう思いながら記入する。俺があまりにすんなり応じたから、エリも少し驚いていた。
久しぶりに見るエリは少し疲れているように見えた。いや、もしかしたら俺が気付かなかっただけで、エリはずっと疲れた顔をしていたのかもしれない。それくらい俺はエリのこともカナタのことも、ちゃんと見ることができていなかったのだろう。
エリは涙ぐみながら離婚届を出してきた。きっとたくさん悩んで出した結論だろう。それを否定することはできない。だからエリの気持ちをいったん受け取り、俺は離婚届に記入した。
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原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子

