

話し合いはいったん終えたが、エリは義実家から帰ってこなかった。あんなにムキになってやっていた掃除も、ひとりだとやる気になれない。エリとカナタが俺の原動力になっていたんだ……。そう再確認すればするほど、俺は孤独感を募らせた。

数日後のこと。俺が会社から帰って玄関ドアを開けると、部屋に明かりがついていて料理のいい香りがした。そこにエリがいた。あまりに突然のことに驚いていると、カナタが俺に向かって元気に駆け寄ってきた。エリの結論は……?
俺はエリとカナタを抱きしめて、心の底から安堵した。カレーを食べる前にカナタと風呂に入り、風呂上がりのカナタの面倒を見ている間に、エリが食事を用意してくれた。
食事中には、カナタが着替えたばかりのパジャマにカレーをこぼした。エリと一緒に「あー!」と叫びながらも、顔を見合わせて笑うことができたんだ。
俺に足りなかったのは家事能力でも育児能力でもなく、コミュニケーション能力だったのかもしれない。家事をやっていれば立派な夫だと思っていた過去の俺と決別をし、これからはエリと温かい家庭を築くために、お互いにコミュニケーションを取りながら協力していこうと思っている。
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子
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