最高裁=東京都千代田区 グルメサイト「食べログ」で評価を不当に下げられ、売り上げが落ちたなどとして、焼き肉チェーン「韓流村」(東京)がサイトを運営する「カカクコム」(同)に損害賠償などを求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(堺徹裁判長)は韓流村側の上告を退ける決定をした。5日付。カカクコムの逆転勝訴とした二審東京高裁判決が確定した。裁判官4人全員一致の意見。
食べログは利用者の投稿を基に、非公開のアルゴリズム(計算手法)によって算出した飲食店の点数評価を公開している。韓流村は「2019年5月にアルゴリズムが変更され、経営する21店舗の評価が一斉に下げられた」などとして、アルゴリズムの使用差し止めと6億円余りの損害賠償を求めていた。
一審東京地裁は22年6月、アルゴリズム変更は独禁法が禁じる優越的地位の乱用に該当すると認定。使用差し止めは認めなかったが、カカクコムに3840万円の支払いを命じた。
これに対し東京高裁は24年1月、カカクコムが独禁法上の優越的地位にあることは認めつつ、「法が禁止する公正な競争を阻害する取り扱いをしたとまでは認められない」と判断。賠償を命じた一審判決を取り消した。
韓流村の任和彬社長は取材に対し、「大手プラットフォーマー側に立った決定で、非常に残念な判断だ」と強調。カカクコムは「当社の主張を正当だと判断した控訴審判決が改めて確認された」とコメントした。