
【動画】始まりはここから! 嵐のデビュー曲「 A・RA・SHI 」MV
■“国民的アイドルグループ”と呼ばれる理由
嵐は1999年9月15日(水)、ハワイのクルーズ客船でデビュー記者会見を行い、相葉雅紀、松本潤、二宮和也、大野智、櫻井翔の5人でデビュー。同年11月3日(水)にデビューシングル「A・RA・SHI」をリリースした。2000年には初のコンサート「嵐 FIRST CONCERT 2000」を開催し、2001年には初の単独レギュラー冠番組『真夜中の嵐』(日本テレビ系)が深夜帯でスタート。2004年には『24時間テレビ』(日本テレビ系)のメインパーソナリティーを初めて務めた。
嵐が現在のような誰もが知る“国民的アイドル”になったきっかけの1つに、2005年に松本が出演したドラマ『花より男子』(TBS系)の存在がある。本作で松本はぶっきらぼうでも心根は優しく、主人公をまっすぐに愛する道明寺司役を演じ、話題に。二宮は「僕らの共通見解として、我々嵐は『花より男子』で売れたと思っている」「あそこで明確に待遇が変わった」と明かしている。
本作の主題歌「WISH」、『花より男子2』(TBS系)の主題歌「Love so sweet」、映画『花より男子ファイナル』の主題歌「One Love」は、誰もが知っている嵐の代表曲に。ここから嵐は国民的アイドルの道を駆け上がっていく。5人の仲の良さが多くの人の心を掴み、それまでの積み重ねと努力が花開くこととなったのだ。
2006年にはグループ初のアジアツアーを台北と韓国で開催し、2007年にはグループ初のドーム公演、2008年にはグループ初の5大ドームツアーを開催。さらに、2度目のアジアツアーを東京、台北、ソウル、上海で行い、初の国立競技場の舞台に立った。2009年に10周年を迎え、ベストアルバム『5×10 All the BEST! 1999‐2009』を発売すると、グループ初のミリオンセラーを記録。また、この年に冠番組の『VS嵐』(フジテレビ系)がゴールデンに進出し、大みそかには『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)に初出場するなど、大活躍の1年となった。
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■「5人じゃなきゃ嵐じゃない」
そんな中、2020年12月31日(木)をもって活動を休止することを発表。2017年に大野がメンバーに「嵐としての活動を一旦終えたい」「自由な生活を1回してみたい」と伝え、何度も話し合いを重ねた上でメンバーは決断したという。この発表は大きな話題となり、記者会見は約80分に及んだ。同会見で嵐は「5人じゃなきゃ嵐じゃない」「1人欠けては嵐ではない」と、「5人であること」の重要性を伝えていた。真剣に、時にユーモアを交えながら会見を進める姿には確かにグループ、そしてファンへの愛があった。
当初は活動休止前にイベントが予定されていたが、コロナ禍で無観客開催に。2020年11月に「アラフェス 2020 at 国立競技場」が配信された。さらに大みそかには東京ドームにて活動休止前ラストライブ「This is 嵐 LIVE 2020.12.31」を生配信で開催。コロナ禍の影響を受け、活動休止前最後の日はファンに直接会うことはかなわなかった。そして2025年に嵐は活動を再開。2026年3月13日(金)から始まるツアーでファンに直接感謝を伝えた後、グループの活動を終了する。
ここまで大きなグループになっても、嵐は圧倒的な親しみやすさを持っている。数字や功績を見ると、日本のエンターテイメント業界を牽引していると言っても過言ではない。しかし嵐は、どこか“近所にいるお兄ちゃん”のような近さがある。嵐を想像した時に笑顔や楽しそうな雰囲気が浮かんでくるのは、楽曲の力だけではない。嵐が嵐でいる時に見せる顔が、楽しそうだからだ。デビューした時から今まで、私たちには知ることのできないさまざまな出来事があっただろう。しかし5人は、いつも明るく夢と希望を届けてくれる。
活動を休止している時間があっても、5人が集まれば嵐になる。終わりがあると考えると、どうしてもさびしい。しかし嵐は、活動を終了するその瞬間まで、抱えきれないほどの愛を届けてくれるに違いない。(文:朝日奈風果)
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