
中東情勢が緊迫化する中、日米首脳会談が行われました。ホルムズ海峡への艦船派遣などをめぐり、日本を名指しして支援を要求してきたトランプ大統領。高市総理には直接、何を求めたのでしょうか。
首脳会談後の夕食会 友好ムード演出も…ホワイトハウスで行われた夕食会では、高市総理がファンだというX Japanの曲が流れ、友好ムードが演出されます。
高市総理
「強い日本、強いアメリカ、豊かな日本、豊かなアメリカ、私達はこれらを実現するための最強のバディ(相棒)だと確信しています」
「JAPAN IS BACK!」
決めゼリフに拍手を浴び、満面の笑みの高市総理。まずは首脳会談を乗り切った安堵でしょうか。
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夕食会の8時間前に行われた会談では、イラン攻撃をめぐるやり取りが注目されました。
高市総理
「世界中に平和と繁栄をもたらせるのは“ドナルドだけ”だと思っています」
「そのために、私は諸外国に働きかけてしっかりと応援をしたいと思っています」
トランプ大統領
「本当にありがとう。素晴らしいご活躍ですね」
冒頭からトランプ大統領を高市氏が持ち上げ、会談は和やかなムードで始まります。
そこへ記者の質問がありました。
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ーー掃海艇の派遣を含めて、日本からの支援に満足してる?
トランプ大統領
「それをこれから話し合う」
トランプ政権が始めた戦争を日本は支援するのか。
会談に先立ってトランプ氏は、日本を名指しして要求を重ねていました。
トランプ大統領(16日)
「日本は95%、中国は91%、韓国や多くの国々も石油やエネルギーの大部分を(ホルムズ海峡から)得ている。(日本などに)『掃海艇はあるか?』と尋ねると『我々が関与せずに済む可能性はあるか?』と返してくる」
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イランが封鎖したホルムズ海峡に艦船を出すよう、軍事的な支援を要求。
そうした中、迎えた首脳会談で、トランプ氏はこう切り込みました。
トランプ大統領
「日本から昨日か一昨日に受け取ったメッセージよれば、日本は踏み込んだ対応を考えている。NATOとは違う」
ーー日本の踏み込んだ対応と言っていたが、どのような支援を期待している?
トランプ大統領
「日本の一段踏み込んだ貢献に期待している。アメリカは日本に対しそうしているのだから。皆が率先して行動を起こすのは当然だろう。日本は石油の90%以上を、ホルムズ海峡経由で輸入していると聞いているよ」
高市総理
「はい…」
友好ムードの中でも、平然と畳みかけるトランプ氏。
カメラの前でのやり取りが長引く中、高市氏は何度も時間を気にするそぶりを見せました。
日本は何ができる? 訪米前には「ことによっては国会承認が必要」ともそもそも、この問題でどんな支援ができるのか。高市氏は冒頭に、こう発言していました。
高市総理
「世界のエネルギーマーケットを落ち着かせるための、提案も持ってまいりました」
ただ、具体的な中身は明かしません。
カメラが退出した後、1時間にわたって行われた会談。焦点のホルムズ海峡への自衛隊派遣については、どんなやり取りがあったのでしょうか。
高市総理
「やはりホルムズ海峡の安全確保は、非常に重要だということでございました。ただ日本の法律の範囲内で、できることと、できないことがございますので、詳細にきっちりと説明をいたしました」
では、「日本の法律内でできること」とは何なのか。高市氏は、その点は明らかにせず、会見は終了。
トランプ氏からの具体的な要求も分かりませんが、訪米前の国会では、こう語っていました。
高市総理
「法的に可能な範囲で何ができるかということを、精力的に政府内で検討をしております。ことによっては国会の承認が必要なミッションもあるわけでございます」
トランプ政権の始めた戦争で、自衛隊にどんな「ミッション」を担わせるべく高市総理は検討しているのでしょうか。

