城山みつき、母の愛を歌う“ぬくもり演歌”「ひざまくら」を4月15日に発売

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2026年03月23日 05:00  日刊スポーツ

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やさしい笑顔を見せる城山みつき(撮影・増田悦実)

演歌歌手城山みつき(53)が新曲「ひざまくら」(さわだすずこ作詞、弦哲也作曲、南郷達也編曲)を4月15日に発売する。


幼いころ、縁側で母親にひざまくらをしてもらった懐かしい思い出を描いた“ぬくもり演歌”だ。デビューから11年。これまで力強い曲が多かった城山にとっては新境地の作品になる。新曲にかける意気込みなどを聞いた。【取材・構成=松本久】


曲が生まれるきっかけは、城山がさわだ氏に宛てて書いた1枚の手紙だった。「森昌子さんの『はぐれどり』を聞いて、歌詞に心をつかまれたことがあったんです。それがさわだ先生の作品でした。ご縁があって前作『慟哭の海』(24年)を書いていただいて、その後に『いつか母の歌を書いていただけたらうれしい』と手紙を送りました。すると早速母に会い、さまざまなお話を聞いていただいて、今回の曲が出来上がったんです」。


母の精美(きよみ、91)さんは日本舞踊の家元で「花柳流錦扇会会主 花柳八十琴彌」の肩書を持っている。「私も小さいころに踊りをしていて母と舞台に立ったことがあります。だから、『清しい晴れの 母娘舞』という歌詞を歌うと、当時の情景が浮かんできてすごく懐かしい」と幼き日に思いをはせた。


子どもの時から歌が大好きだったが「人前に出るのが基本的に苦手」という内気な性格。転機は2000年に地元・姫路のカラオケ大会でザ・ヴィーナスの「キッスは目にして!」を歌唱して優勝したことだ。「それまではただ歌が好きなだけだった。それが楽しくなっちゃったんです」。それ以降は各地のカラオケ大会やのど自慢大会に出場。多くの人の前で堂々と歌唱して何度もグランプリを獲得した。歌のうまさが話題を呼び、大手レコード会社「テイチク」のカラオケガイドボーカルも務めた。


15年に「大漁おんな節」でデビュー。芸名は「自宅から毎日見ていた」という世界遺産・姫路城にちなんで「城山みつき」に。キャッチフレーズは「響く低音、弾ける高音」だ。「もともと女性では珍しく声が低くて、デビューしてからは高音を響かせる人生の応援歌やパワフルな曲を歌ってきました。でも今回はすごく優しい曲。言葉を柔らかく皆さまに届けるのは初めてです。しっかりと歌っていきたい」と気を引き締めた。


憧れの歌手は川中美幸(70)だ。紅白歌合戦に24回出場し、「ふたり酒」のミリオンヒット曲を持つ大ベテラン。いつも笑顔を絶やさず、周囲の人を和ませる気配り上手でもある。川中の「あなたの口ぐせ」(25年発売)も、さわだ氏が作詞した母子愛を描いた心温まるバラード曲だ。「すごくすてきな曲。『母を歌ったこの曲で親孝行ができた』とテレビで話していらっしゃって共感をしました」。川中はコンサートやメディアなどを通じて「あなたの口ぐせ」を全国に届けている。「私はこれまで姫路を中心に活動をしてきましたが、今年は多くのイベントに出演をしたり、チャレンジをしてどんどん前に出て行きたい。そして『ひざまくら』を全国に届けたいです」。


デビューから11年。城山が26年に大きく羽ばたこうとしている。


◆城山(しろやま)みつき 1972年(昭47)9月1日、兵庫・姫路市生まれ。05年にNHKのど自慢「猪名川大会」チャンピオン。15年に「大漁おんな節」でデビュー。19年に姫路ふるさと大使、22年に宍粟観光大使。好きな言葉は「感謝」「願えばかなう」。血液型B。

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