限定公開( 9 )

京阪電気鉄道が運営する「ひらかたパーク」が、3月25日から関西地区で新CM「この世にアトラクションがあるかぎり」篇の放映を開始します。
出演はもちろん、「超ひらパー兄さん」で“園長”こと岡田准一さんです。……なのですが、今回ばかりはその使い方があまりにも絶妙です。いや、絶妙というより、いつも以上に振り切れています。
何が“振り切れている”かというと、今回のCMはひと言でいえば「岡田准一の“最高効率の無駄遣い”」。国民的スター俳優・岡田准一さんを起用しておきながら、真正面からかっこよく見せるどころか、まさかの“見切れ役”に全力投入しています。
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新CMに登場するのは、岡田さん演じる新ヒーロー「見切れるマン」。CM自体はフリーパス訴求で、園内の約40種類のアトラクションや「プラネットアクア・ポート」をしっかり見せる必要があります。
そこで、アトラクションの魅力を見せるため、ヒーロー自らは画角の端へ。主役の座をきっぱり遊具に譲り、それでも笑顔を絶やさず立ち続けるその姿には、なぜか妙な説得力があります。
しかもCM説明がまた異様に熱いです。「見えないもう半分は涙なのだろうか?いや、ちがう」など、やたら壮大なヒーロー論をぶち上げたかと思えば、着地は「足の裏だけ画角に入る見切れるキック!」。この“壮大さとしょうもなさの往復”がひらパーの真骨頂であり、今回もキレッキレ。
さらに、撮影エピソードもユニーク。ほとんど映らないポジションなのに、立ち姿やほぼ見えない表情、さらには足の裏だけでヒーローの孤独感まで体現していたというのですから、もはや演技の情報量が多すぎます。ここまで来ると、ひらパーは岡田准一さんを「素材」ではなく「概念」として扱っているとすら感じさせます。
なお、メインゲートのAI搭載園長像も「見切れるマン園長像」へアップグレードされます。肩には「見」「切」の文字が入り、音声は2026年春限定の新バージョンに刷新。さらにCM楽曲も流れるという徹底ぶりで、園内でも世界観をしっかり回収してきます。
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総じて今回の新CMは、「岡田准一を使っているのに、岡田准一を見せないCM」という一点突破の企画で、シリーズの中でもかなり“極まっている回”です。
岡田准一さんの起用法として正しいのかと問われたら、たぶん正しくありません。ですが、ひらパーのCMとして正しいのかと問われたら、たぶんこれ以上ないほど正しいです。そんな圧のある仕上がりになっています。
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