
<スケートボード:日本オープン>◇5日◇宇都宮市東部総合公園◇女子ストリート決勝
24年パリオリンピック(五輪)金メダルの吉沢恋(ここ、16=ACT SB STORE)が、今夏に始まる28年ロサンゼルス五輪予選へ確かな手応えをつかんだ。4日の準決勝を首位で通過して迎えた決勝では、合計151・21点をマーク。パリ五輪銀の赤間凜音(17)に次ぐ2位となり、「やりたい技をちゃんとできた」と白い歯をのぞかせた。
45秒間で技を自由に滑る「ラン」と、一発勝負の「ベストトリック」各3本からそれぞれのベストスコアの合計点で争われた。ベストトリックでは1本目からパリ五輪で金メダルを引き寄せた大技を成功させ、「最近は決められないことも多かったので驚き」と納得の表情。優勝の赤間にはわずか1・12点届かなかったが、「これで点数がつかないのは、自分のスキル不足ということもわかったのでよかった」と前向きに受け止めた。
パリ五輪以降は、思うような結果が出なかった。24年のローマでの世界選手権や25年6月にローマで行われたワールドカップ(W杯)、11月の北九州でのW杯も表彰台を逃した。今年2月のSLSオーストラリア大会では、右手首を骨折するアクシデントにも見舞われた。それでも「イチから基礎練習を始めた」と原点回帰。1週間前、患部を固定したギプスにはマジックで「痛くない!」と書きこんだ。「最初は(白井)空良くんが書いてくれて、なんだかんだそれで痛くなくて。暗示じゃないけど、同じように書いておこうと思って」。逆境をはねのけ、「本来の実力も戻ってきた」と久々の喜びをかみしめた。
毎年春に行われる日本オープンは、強化指定選手の選考にも関わり、秋の日本選手権と並んで国内最高峰の大会の1つ。復調を印象づける滑りで、2年後の五輪連覇へ向けた予選レースに弾みをつけた。16歳は「レベルアップした姿を見せられるようにしたい」と意気込んでいた。
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