カンヌ映画祭コンペに日本映画3作出品は25年ぶり、是枝、濱口、深田監督にパルムドールの可能性

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2026年04月09日 19:27  日刊スポーツ

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濱口竜介監督「急に具合が悪くなる」の1シーン(C)2026 Cine france Studios-Arte France Cinema-Office Shirous-Bitters End-Heimatfilm-Tarantula-Gapbusters-Same Player-Soudain JPN Partners

5月12日にフランスで開幕する、世界3大映画祭の1つ、第79回カンヌ映画祭ラインアップ発表会見が9日、フランスで開かれた。最高賞パルムドールを競うコンペティション部門に、是枝裕和監督(63)の新作映画「箱の中の羊」(5月29日公開)濱口竜介監督(47)の「急に具合が悪くなる」(6月19日公開)深田晃司監督(45)の「ナギダイアリー」(9月25日公開)と、日本映画3作品の出品が決まった。


日本映画がコンペ部門に3作品出品されるのは、今村昌平監督の「赤い橋の下のぬるい水」、青山真治監督の「月の砂漠」、是枝監督の「ディスタンス」が出品された01年の第54回以来25年ぶり。それ以前が、黒澤明監督の「生きものの記録」、渋谷実監督の「青銅の基督」、島耕二監督の「幻の馬」が出品された56年と、日本映画の歴史においても異例の快挙となった。


是枝監督にとって、世界3大映画祭の1つ、カンヌ映画祭(フランス)で最高賞パルムドールを受賞した18年「万引き家族」以来、日本映画では8年ぶりとなる、自らオリジナル脚本を執筆した作品。カンヌ映画祭コンペ部門への出品は23年に脚本賞を受賞した「怪物」以来3年ぶり8度目。


濱口監督にとって、23年9月に世界3大映画祭の1つ、ベネチア映画祭(イタリア)で審査員グランプリ(銀獅子賞)を受賞し、24年4月に公開した映画「悪は存在しない」以来の新作で、フランス、日本、ドイツ、ベルギーの国際共同製作の作品。カンヌ映画祭コンペ部門への出品は18年「寝ても覚めても」、脚本賞を受賞した21年「ドライブ・マイ・カー」に続く3作目で、同映画祭での上映がワールド・プレミアとなる。


深田監督は、16年「淵に立つ」が、ある視点部門で審査員賞を受賞。コロナ禍で授賞式が行われなかった20年には「本気のしるし〈劇場版〉」がオフィシャルセレクションに選出。25年に「恋愛裁判」がカンヌ・プレミア部門に選出され、今作で2年連続4度目の出品で、初のコンペティション部門出品となった。


カンヌ映画祭や国際映画祭の常連となっている、3監督の新作が出品されたコンペ部門だけに、是枝監督以来、8年ぶりのパルムドール獲得へ期待が高まる。

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