
突然ですが、自宅のデスクトップPCが故障しました。
ボクは2018年11月ごろに購入した、マウスコンピューターの「G-Tune」を使用しているのですが(購入までの経緯は過去の連載記事をご覧になってください)、最近になってカラカラと異音がするようになったのです。7年半近く使用してきたこともあり、そろそろ買い替えるか……とも考えたのですが、悩ましいのが昨今の状況です。
25年夏以降のメモリ高騰、そして25年11月ごろからのSSDの値上がり傾向などでPCの価格も上がっているのですが、その背景にはAIデータセンターの需要の高まりがあるといいます。半導体メーカーが、より利益が見込めるデータセンター向けに生産リソースを割いた、あるいは割こうとしている影響で、ボクらが買う民生品の供給が減り、価格上昇につながったようです。
例えば、米国のMicronは、2月に「Crucial(クルーシャル)」ブランドのメモリとSSDの生産を終了しましたが、これもAIデータセンター向けに生産能力をシフトするためでした。そして韓国のサムスン電子は、AI向けの需要増の影響で、26年1〜3月期の営業利益が前年比8.6倍の57兆2000億ウォン(約6兆円)だったと発表しました。AI向けを優先したくなる気持ちも分かります。
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PCパーツ市場では、年末年始あたりの騒ぎが少し落ち着いて、ピーク時より価格が下がっているものもあります。それでも昨年の夏ごろと比べればかなり高価で、もしボクが「高騰前の価格でPCを購入したい」などと言ったら、買えるのはいつになることやら、といった状況です。
そして昨今のインフレ傾向や円安、戦争の影響もあって様々な部分でコストが上がっていますから、今後さらに値上がりする可能性だってあります。あまり考えたくはないですが、数年後に「26年の春はまだマシだった」なんて言っているかもしれません。
結局、ウチのPCの故障については、パーツ交換で直しました。でも今回、PCを取り巻く状況を調べたことで、次はいつPCを買い替えたら良いのか全く分からなくなりました。個人的には、今のPCをなるべく大事に使い、いよいよ動かなくなったら、そのときの価格で新調するしかないな、と思っています。願わくば、その時までに世界情勢が好転し、少しでも安くなっていてほしいと思います。
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