スバル/STI、17回目のニュルブルクリンク24時間レースへ。大幅改良を施した『WRX』投入

1

2026年04月16日 17:31  AUTOSPORT web

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AUTOSPORT web

SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2026
 4月16日、スバルのモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル(STI)は、5月14日から17日にかけてドイツで開催される『第54回ニュルブルクリンク24時間レース』への参戦を表明した。

 スバル/STIによる“世界一過酷”な耐久レースとも言われる同レースへの挑戦は2008年以来、今回で17回目を数える。

 参戦車両は、市販の『WRX S4』をベースに開発された『SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2026』だ。チームは主戦場となるSP4Tクラスのみならず、上位のSP8Tクラスまでを含めたトップフィニッシュを目標に掲げている。

 戦いの舞台となるニュルブルクリンクおよび同北コースは、全長約25km、高低差300mに及ぶ過酷なコースレイアウトと変化の激しい天候から世界一過酷なトラックとして知られる。この環境下で車両の速さとドライバーが意のままに操れる性能を両立させるため、STIは車両に大幅な改良を施した。

 具体的な技術開発としては、パワーユニットの最高出力を6.5%向上させたほか、ターボウエストゲートを電動化することで過渡応答性と制御性を高めている。

 また、足回りでは新ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)ユニットの導入による車体安定性の向上や、サスペンションのロールセンター高変更による旋回時の接地性向上が図られた。さらに、新規採用のエアロミラーによって旋回性能を向上させるなど、空力面でも進化を遂げている。

 チーム体制は、コンプリートカー開発で豊富な経験を持つ高津益夫総監督の下、沢田拓也監督、渋谷直樹技術監督が指揮を執る。ドライバーにはカルロ・ヴァン・ダム、佐々木孝太、井口卓人、久保凜太郎の4名が起用された。また、1990年のサファリ・ラリーから続く伝統として、全国の販売店から選抜された8名のメカニックがチームに加わり、レースを全面的にサポートしていく。

 ニュルブルクリンクでは今週末4月17〜19日、来月の24時間レース本戦に先駆け予選レースが行われる予定だ。


■参戦車両の主な諸元



車両名/SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2026
全長/5270mm
全幅/1900mm
全高/1390mm
ホイールベース/2690mm
車両重量/1310kg
エンジン/FA24 BOXER DOHC 16バルブ AVCS シングルスクロールターボ
排気量/2387cc
最高出力/295kW(400PS)/6000rpm
最大トルク/590Nm(60kgf・m)/3500rpm
エアリストリクター/Φ41mm
トランスミッション/6速シーケンシャルギヤボックス+パドルシフト
クラッチ/O.R.C 5.5インチマルチプレート
サスペンション/フロント:ストラット/リヤ:ダブルウィッシュボーン
ブレーキ/フロント:6ポット/リヤ:4ポット
ホイール/BBS製18インチ×11J
タイヤ/FALKEN製 280/680R18

[オートスポーツweb 2026年04月16日]

    ニュース設定