
突きつけられる“問い”。
2026年4月10日から6月8日まで、東京・六本木ヒルズ展望台 東京シティビューで開催中の、魚豊氏による漫画『チ。 ―地球の運動について―』の体験型展示。
“天動説”が常識だった時代に、命を懸けて“地動説”を証明しようとした人々の物語が、東京の夜景とともに立ち上がります。
■六本木ヒルズ展望台で体感する『チ。』の世界
会場に足を踏み入れた瞬間、広がるのはガラス張りの大空間と東京の夜景。
その中心に現れるのが、名場面の巨大バナーです。
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(C)魚豊/小学館
ラファウたちが見上げた星空と、現実の東京の光景が重なり、自然と物語の中へ引き込まれていきます。
東京タワーを中心としたパノラマ景色も、この場所ならではの魅力です。
(C)魚豊/小学館
フォトスポットでは、漫画の一コマに登場する観測器具「アストロラーベ」を手に撮影も可能。
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(C)魚豊/小学館
夜空を見上げると、自分も“地動説を追い求めた側”にいるような感覚に。
■「信念」と「真理」をたどる、読む展示
(C)魚豊/小学館
展示のテーマは「信念」と「真理」。
名場面やセリフを“読み進める”ように構成され、まるで一冊の本の中を歩いているかのよう。
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(C)魚豊/小学館
信念を貫く強さだけでなく、揺らぐ姿、そして手放す強さまでも描かれている点が印象的。
(C)魚豊/小学館
さらに、哲学者の谷川嘉浩氏、英文学者の小川公代氏、哲学者の下西風澄氏、文筆家の伊藤亜和氏という4人の共創者による解釈コメントが原画に重なり、異なる視点が静かに交差していきます。
■中世の天文学者たちの真理の探究。あなたへの問い
「思想の部屋」と題された、ロウソクの光が静かに灯る空間も印象的です。
(C)魚豊/小学館
思想に没頭し、真理の探究に身を捧げた中世の天文学者たちの姿が、ふと重なって見えてきます。
そして、静かにひとつの問いが投げかけられます。
―あなたの信念とは何か?
(C)魚豊/小学館
来場者自身が言葉を書き残すことで、鑑賞はそのまま“思索の時間”へと変わっていきます。
■哲学者が語る。“言葉の力”と展示への思い
開幕前の内覧会には、共創者の一人である哲学者・谷川嘉浩氏が登壇しました。
(C)魚豊/小学館
作品のファンの一人である、谷川氏はこう語ります。
「この物語は、“もっと熱くなってくれ。”と言っているように聞こえる」
情報があふれる現代は、“饒舌な時代”。だからこそ、心を揺さぶるような力強い言葉に出会ってほしい―そんな思いが、来場者へと託されています。
■星空シアターで巡る宇宙の旅
フィナーレを飾るのが、プラネタリウム「星空シアター」。
天動説から地動説、そして138億光年の宇宙へと広がる映像体験です。
数百万の星が頭上だけでなく、横にも足元にも広がり、自分が宇宙の中にいるような感覚に包まれます。
■オリジナルグッズ多数。世界観と余韻を持ち帰る
出口の特設ショップには、限定グッズをはじめ、天文・宇宙・星空にまつわる美しいセレクトアイテムが並びます。
(C)魚豊/小学館
ここだけのオリジナルグッズは、キービジュアルを使用したアイテムや蓄光Tシャツ、“地”を意味する「Ziemia(ジェミア)」の刺繍キャップなど。
(C)魚豊/小学館
日常使いしやすいシックなデザインのアイテムが印象的でした。
数量限定の特典付きチケットの購入者特典である「特製原作コマしおり(全8種)」は、特設ショップで引き換えになるのでお忘れなく。
(C)魚豊/小学館
■世界の見え方を変える“探究のきっかけ”
(C)魚豊/小学館
この展示が何かを変えてくれるというよりも、ここで出会う言葉や体験が、見る人の内側に小さな揺らぎを生む。そんな感覚に近いのかもしれません。
夜景が、ただの光ではなく宇宙の一部として見えてくる。
言葉が、誰かのものではなく、自分への問いとして響いてくる。
“探究のきっかけ”を、自分の中に持ち帰る体験として、この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
【開催概要】
イベント名|『チ。 ―地球の運動について―』×東京シティビュー
〜世界の見方が変わる体験を、展望台で〜
英語表記|Orb:On the Movements of the Earth × TOKYO CITY VIEW
期間|2026年4月10日(金)〜6月8日(月)
会場|東京シティビュー(東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階)
開館時間|10:00〜22:00(最終入館21:30)
入館料|
〈オンライン料金〉※事前予約/日時指定制
一般 2,200円、高校生・大学生1,600円、4歳〜中学生1,000円、65歳以上 1,900円
〈当日窓口料金〉※日時指定制
一般 2,400円、高校生・大学生1,700円、4歳〜中学生1,100円、65歳以上 2,100円
公式サイト|https://tcv.roppongihills.com/jp/exhibitions/chi-event/企画協力|谷川嘉浩(哲学者)、小川公代(英文学者)、下西風澄(哲学者)、伊藤亜和(文筆家)
