国会主導の再審制度改正に賛同する4万人余りの署名が入った段ボールを持つ国会議員と市民団体のメンバーら=22日午後、東京都千代田区 有罪が確定した刑事裁判をやり直す再審制度の改正を巡り、冤罪(えんざい)被害者の救済を目指す市民団体が22日、法務省案に反対し、国会主導での改正を求める4万人余りの署名を有志の国会議員に提出した。後日、衆参両院の議長や法相に届けるという。
法務省は証拠の開示を限定し、手続き長期化の要因とされる検察の不服申し立てを維持する法案の国会提出を目指している。救済につながらないとして自民党などの事前審査で反対意見が続出し、閣議決定のめどが立たない異例の事態となっている。
「狭山事件」で無期懲役が確定し、再審請求中に死亡した石川一雄さん=当時(86)=の妻早智子さん(79)は「(一雄さんは)47年以上裁判のやり直しを求めていた。多くの証拠が隠されたままで、検察は証拠開示請求を拒み続けている」と訴えた。