ENEOS X PRIME AMG GT3(石浦宏明/小林可夢偉) 2026スーパーGT第2戦富士 5月3〜4日に開催されるスーパーGT第2戦『FUJI GT 3Hours RACE GW SPECIAL』に向け、静岡県の富士スピードウェイでは準備が進められているが、今回GT300クラスに参戦するENEOS X PRIME AMG GT3をドライブするべく変更申請を行っている小林可夢偉も富士スピードウェイに入り、準備を進めている。チームメイトとなる石浦宏明、そして可夢偉に週末に向けた意気込みを聞いた。
2026年からGT300クラスに参戦を開始したTEAM ENEOS ROOKIEは、今回のスーパーGT第2戦富士で石浦のチームメイトとして可夢偉を起用するべく申請を行っている。富士スピードウェイに入った可夢偉に聞くと、実際に今回ドライブする話が届いたのは「3〜4日くらい前でしょうか」と言う。
ただ、可夢偉も5月7〜9日にはベルギーのスパ・フランコルシャンでWEC世界耐久選手権第2戦に臨まなければならない。「スケジュールは微調整しました」とスーパーGT参戦に向け日程を整えての参戦となっている。「今回富士でレースが終わったらすぐ飛行機に乗って、ケルンに行ってシミュレーターをこなして、そのままスパです」という多忙なスケジュールでの参戦だ。
そんな急遽の参戦となる可夢偉だが、搬入日となる5月2日に準備を進めているが、すでにチームの一員としてすっかり溶けこんでいる。それというのも、可夢偉はスーパー耐久でROOKIE Racingとともに水素エンジンカローラを走らせた経験があるからだ。「スーパーフォーミュラの時もよく(ROOKIE Racingのピットを)ウロウロしてますしね(笑)」と可夢偉は言う。石浦と車両をシェアしてのレースもそれ以来となる。
一方チームメイトとなる石浦も「スーパーフォーミュラでは戦っていましたけど、いつもレース後ご飯を食べたりしてましたし、もしかしたらいちばん違和感ない相手かもしれません。スーパー耐久の時もいつもいますし、一緒にレースを戦っていた感覚がありますね」という安心してチーム任せられる相手だ。
「今回、可夢偉で良かったと思うのは(鈴木)斗輝哉も安心して見ていられるでしょうし、スーパーGTのファンの皆さんも可夢偉がGT300で、メルセデスAMGに乗るところを観られるのはけっこう楽しみだと思うんですよね。しかも、JLOCには同じく元F1ドライバーのダニール・クビアトもいるわけじゃないですか。ひとりのレースファンとしても、すごく面白いと思います。ROOKIE Racingらしいと思いますね」と石浦は期待を語った。
そして可夢偉自身も、レースを楽しみにしているという。すでにメルセデスAMG GT3はスパや鈴鹿、ニュルブルクリンク等で経験があるが、「このスーパーGTがすごく特殊なのはやはりタイヤだと思うのですが、それが今年でラストイヤーになりますよね。その最後の年に、奇跡的に乗ることができるのが良かったです。たぶん、世界でもタイヤウォーズの最後の年になるんじゃないかと思っているので」と可夢偉は語った。
ズバリ今回の第2戦富士に向けた意気込みを聞くと「なんと言っても盛り上げたいですよね」と可夢偉は語った。「(GT300では)新人ですから(笑)。ルーキーらしい走りで盛り上げたいと思います」とリラックスした笑顔をみせた。まずは5月3日の公式練習で行われるだろうルーキーテストを通過する必要があるが、可夢偉がスーパーGT用のタイヤでどんな走りをみせてくれるか、楽しみにしたいところだ。 なお、今回の可夢偉の参加については公式通知No.17で触れられており、変更申請は受理・承認され、ルーキーテスト規定は可夢偉のGT500やさまざまな国際レースでの実績を鑑み特例解釈を用い、大会の1週間前までという判定期限の適用を免除。公式練習でルーキーテストを行うことがアナウンスされている。
[オートスポーツweb 2026年05月02日]