小林可夢偉「すべてが滑り込みでした(笑)」。薄氷のスーパーGTルーキーテスト合格で第2戦富士に正式出走へ

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2026年05月03日 14:30  AUTOSPORT web

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ENEOS X PRIME AMG GT3をドライブする小林可夢偉 2026スーパーGT第2戦富士
 スーパーGTを運営するGTアソシエイションは5月3日、2026年第2戦『FUJI GT 3Hours RACE GW SPECIAL』の公式練習で行われたENEOS X PRIME AMG GT3の小林可夢偉のルーキーテスト『合格』をブルテンNo.034-Sで発表した。この結果、可夢偉は富士スピードウェイで開催されている第2戦富士への出走が正式に認められることになった。

 2026年からGT300クラスに参戦を開始したTEAM ENEOS ROOKIEは、第2戦富士で石浦宏明のパートナーとして小林可夢偉を起用している。元F1ドライバーで現在はTOYOTA RACINGからWEC世界耐久選手権で活躍している可夢偉だが、その交代については5月2日に発表された公式通知No.17で変更申請が受理・承認され、その実績から特例解釈を用い、大会の1週間前までというルーキーテスト判定期限の適用は免除されたものの、第2戦富士の公式練習でルーキーテストが行われることになっていた。

 スーパーGTのルーキーテストは、スポーティングレギュレーションの第4条 競技許可証(ライセンス)2.、および付則-6のルーキーテスト規定下記にしたがい『(1)スーパーGTレース競技会に初めて参加するGT300クラスのドライバー』『(2)2シーズン以上スーパーGTレース競技会に参加していないGT300クラスのドライバー』『(3)GTAより指名されたドライバー』が参加しなければならないもの。今回の可夢偉は(2)に該当する。

 テストではドライバーごとの複数周回の平均ラップタイムや走行マナー(スピンやコースアウトすることなく、連続して12周をレーシングスピードで安定して走行する)を材料に、GTAがスーパーGTのドライバーとしてふさわしい技術を保有しているか否かを総合的に判断される。ただ、5月3日の公式練習で行われたルーキーテストは、可夢偉によれば「すべてが滑り込みでした(笑)」という薄氷のものだったという。

 当初、TEAM ENEOS ROOKIEは公式練習で石浦がまずはENEOS X PRIME AMG GT3のステアリングを握り2ランをこなし、ピットに戻り可夢偉に交代してルーキーテストを行う予定としていた。ただ、「リスクが高い」と5月3日朝のミーティングで急遽ランプランを変更。石浦の1ラン後に可夢偉のルーキーテストを行うことになった。

 可夢偉は慎重に走行をこなしていたが、12周のルーキーテストのうち11周をこなしたところで、CARGUY Ferrari 296 GT3がストップしたことによる赤旗が出されてしまった。可夢偉はそのままピットに戻ったが、この時点で12周を完了した。

「セクター3で赤旗が出たんです。赤旗中にピットに入ったから12周完了ということでOKになりました。赤旗が1周でも早く出ていたらやり直しだったんです」と可夢偉。

 これでなんとかルーキーテストを完了した可夢偉だったが、ENEOS X PRIME AMG GT3は赤旗再開後、再度石浦が乗り込むも、そのアウトラップでタイミングベルトが切れてしまうトラブルが発生。長時間をピットで過ごすことになってしまった。

「僕がルーキーテストを終えた後、石浦に交代してからアウトラップでベルトが切れてしまうトラブルが出てしまって。なので朝にランプランを変更していなかったらルーキーテストをできていませんでしたし、もし1分でも遅く始めていたら、おそらく赤旗でアウトだったんです」と可夢偉。

「すべて紙一重ということで、まだまだ僕はもってるなと(笑)」と可夢偉はニヤリ。公式予選のアタックシミュレーションはこなすことができなかったが、「公式練習はひたすら四輪脱輪しないように安全に走っただけなので、予選は楽しみます!」と語った。

[オートスポーツweb 2026年05月03日]

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