マクラーレン、2027年WECデビューの新型LMDh『MCL-HY』を初公開。1995年以来となるル・マン最高峰クラスへ

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2026年05月04日 18:00  AUTOSPORT web

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5月4日に初公開されたマクラーレンMCL-HY
 マクラーレン・エンデュランス・レーシングは5月4日、2027シーズンのWEC世界耐久選手権に参戦予定の新型ハイパーカー『MCL-HY』を初公開した。このマシンは5月末からトラックテストを開始する予定だ。

 マクラーレンは4月にこのマシンの名称を発表したことに続き、今回初めて正式版のマシン画像を公開した。このテストカラーは、創業者ブルース・マクラーレンが1960年代後半にル・マン24時間レースへの参戦を夢見たM6Aにインスパイアされている。

 2025年のル・マン24時間レースでマクラーレンは、コンセプトカーと称される車両を展示していた。


■ファンとともに「トリプルクラウンを目指せる」とブラウン

 MCL-HYはダラーラ製のベースシャシーを持つLMDh規定のマシンとなり、ツインターボチャージャー付きV6エンジンを搭載している。また、来年最初のカスタマーに納車される予定のトラックデイバージョンも開発されている。

 マクラーレンの2台のマシンはユナイテッド・オートスポーツがオペレートすることになっているが、2027年のWEC参戦ドライバーとしては、元プジョーのミケル・イェンセンのみが現時点で発表されている。

 しかし、マクラーレンは、MCL-HYの初期テストにおいて、イェンセンに加え、マクラーレン・ドライバー育成プログラム(MDP)メンバーのリチャード・フェルショールとグレゴワール・ソーシー(両名ともシングルシーターでの輝かしいキャリアを経て、2026年はヨーロピアン・ル・マン・シリーズに参戦)に加え、ユナイテッド・オートスポーツのレギュラードライバーであるベン・ハンリーもステアリングを握ることを明らかにした。

 マクラーレン・レーシングのCEO、ザク・ブラウンは先月、ドライバー市場の状況が落ち着くのを待ってから最終的なラインナップを決定すると述べていた。

 MCL-HYは、1995年にル・マン24時間を制したF1 GTRプログラム以来初めて、マクラーレンがル・マンの最高峰クラスに参戦するマシンとなる。

「マクラーレン・レーシングは、世界最大のモータースポーツシリーズであるF1、インディカー、WECに参戦できる3台のレーシングカーをそろえた」とブラウンは述べている。

「これは、マクラーレン、パートナー、そしてファンの皆様が、モナコGP、インディ500、ル・マン24時間レースの“トリプルクラウン”をともに目指せることを意味する。これは、他とは一線を画す、他に類を見ないシリーズ横断的なストーリーなのだ」

 マクラーレン・エンデュランス・レーシングのチーム代表、ジェームズ・バークレーは次のように付け加えた。

「MCL-HYの発表は、マクラーレンがスポーツカーレースの最高峰に復帰する新たな章の幕開けだ」

「1960年代のCan-Amのルーツを反映し、敬意を表したテストカラーリングから始まり、世界トップクラスのチームが設計・開発を進めている、この刺激的で競争の激しいスポーツカーレースの時代に挑むべく開発された、新型ハイブリッドハイパーカーだ」

「1995年のマクラーレンF1 GTRのように、お客様をル・マン24時間レースの総合優勝候補であるマクラーレンF1 GTRのドライビングシートへと誘うトラックカープログラム。これは、我々の未来への旅の始まりを告げるものだ」

 WEC参戦に加え、マクラーレンはMCL-HYでIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTPクラスに参戦することも検討しているが、ブラウンによると、次期レギュレーションが施行される2030年まで実現しない可能性もあるという。

[オートスポーツweb 2026年05月04日]

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