南の海上に熱帯低気圧が発生 本州の南には梅雨前線が停滞 今後の動向に注意

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2026年05月05日 15:40  日本気象協会

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日本気象協会

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今日5日午前9時、マリアナ諸島付近で熱帯低気圧(台風のたまご)が発生しました。まだ、台風に発達するか分かりませんが、この周辺の海域は海面水温30℃以上と高く、発達するセンスがあります。また、昨日5月4日は沖縄地方で、3日は奄美地方で梅雨入りとなりましたが、日本列島の南海上には梅雨前線が停滞する見込みです。台風+梅雨前線=は大雨のパターンとなるため、今後の動向に注意が必要です。

5日午前9時 熱帯低気圧が発生

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今日5日午前9時、グアムやサイパンなどがあるマリアナ諸島付近で「熱帯低気圧(台風のたまご)」が発生しました。熱帯低気圧の西側にも低圧部があり、東側にもまとまった積乱雲群が見られます。

「低圧部」とは、低気圧性循環はみられるもののその中心付近がはっきりしない熱帯擾乱のことです。中心付近がはっきりと認められると「熱帯低気圧」となり、中心付近の最大風速が17.2m/s以上となると「台風」となります。

マリアナ諸島付近の海面水温30℃以上

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熱帯低気圧が発生したマリアナ諸島付近の海面水温は30℃以上と、平年より高くなっています。

台風が発達する条件は、いくつかありますが、その一つが高い海面水温です。通常27℃以上で発生するため、30℃以上のこの海域は、台風に成長する条件が十分あります。マリアナ生まれの台風は発達することが多いため、注意が必要です。

また、5月4日は沖縄地方で、3日は奄美地方で梅雨入りとなりました。気象衛星画像では、本州の南側に長く横たわる梅雨前線に伴う雨雲が見られます。梅雨前線+台風=大雨パターンとなるため、今後の動向に注意が必要です。

今年の台風 11年ぶりに1月〜4月まで毎月発生

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今年は1月に台風1号、2月に台風2号、3月に台風3号、そして4月に台風4号と、毎月台風が発生しています。1月〜4月まで4か月連続で台風が発生したのは1955年、1965年、2015年の3回のみで、なんと11年ぶりのことです。1951年の統計開始以来、1月〜12月まで毎月台風が発生したのは2015年のみとなっています。

4月10日に発生した台風4号は、日本への直接的な影響はありませんでしたが、一時、一番上のランクの「猛烈な勢力」に発達し、サイパンなどマリアナ諸島を直撃しました。今後、台風シーズンに向けて日頃から側溝の掃除など、こまめに行いましょう。

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