マクラーレン新型LMDh『MCL-HY』が初走行。“有言実行”の早期ロールアウトは「素晴らしい感触」

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2026年05月06日 09:40  AUTOSPORT web

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2026年5月4日に初走行を行なった2027年WECデビュー予定の『マクラーレンMCL-HY』
 マクラーレンの新型LMDhマシン『MCL-HY』が、2027年のWEC世界耐久選手権ハイパーカークラスデビューを前に、初めてサーキットを走行した。

 5月4日月曜日にイタリアのヴァラーノにあるLMDhシャシーパートナー、ダラーラの本社近くで行われたロールアウトを、ステアリングを握ったミケル・イェンセンは「大成功」と表現している。


■1年以上前に「2026年5月4日のロールアウト」を目標設定し、実行

 このマシンが初めてエンジンを始動し、ピットレーンからコースに出たわずか1時間後、マクラーレンは新型ハイパーカークラスのマシンの最初の画像を公開していた。

「マクラーレン・ハイパーカーは素晴らしい感触だ」とイェンセンは語った。

「走行プランをすべて実行し、主にシステムチェックを行った。ギヤボックス、エンジン、すべてのシステム、そしてクルマに搭載されている多くのソフトウェアが正常に動作していることを確認した」

「これから、マシンの最適化についてより詳細な検討を進めていく」

「素晴らしい一日だった。初めてこのクルマを運転できて本当に楽しかった。来シーズンに向けて、これからやるべきことはたくさんある」

 マクラーレン・ドライバー・デベロップメント・プログラムのメンバーであるグレゴワール・ソーシーも、2日間のテスト期間中、運転業務を担当した。同プログラムメンバーのリチャード・フェルショールと、ユナイテッド・オートスポーツのレギュラードライバーであるベン・ハンリーも、この車の初期開発プロセスに参加する。

「マクラーレン・ドライバー・デベロップメント・プログラムに参加した時、マクラーレン・ハイパーカーを運転することを夢見ていた」とソーシーは語った。

「だから、テストプログラムのサポートを依頼されたことは、本当に幸運な機会だと感じている」

「マクラーレン・レーシング、そしてマクラーレン・ハイパーカー・チームの皆さんに感謝したい。MCL-HYテストカーを予定どおりに納車し、2026年の集中的なプログラムに参戦できる強力なチーム体制を整えるために尽力してくれた」

 2日目の5月5日火曜日は雨でコース走行が遅れたが、ドライバーたちはフルパワー走行を含むテストを継続した。

 MCL-HYは、レースデビューを前にしてロールアウトを完了したLMDhマシンとして、2番目に早い時期を記録した。これまでの最速はポルシェ963で、2022年1月13日にロールアウトを行って、翌2023年1月のデイトナ24時間レースでデビューを果たしている。

「1年以上前、我々はWECハイパーカーを2026年5月4日に発表するという野心的な目標を設定した」と、マクラーレン・エンデュランス・レーシングのエグゼクティブ・ディレクター、ジェームズ・バークレーは述べている。

「まさにその日、午前9時過ぎにコースサイドに立ち、MCL-HYがガレージから走り出すのを見守ったことは、チームとサプライチェーンに関わるすべての人にとって誇らしい瞬間だった」

「この目標を達成するために必要だった組織力、決意、協力、そして努力のレベルは、いくら強調しても足りるものではない。新たに結成されたチームは、予定どおりここへ到着しただけでなく、万全の準備を整え、プログラムを実行できる車両を準備していたのだ」

「まだ道のりは始まったばかりで、目標とするレベルに到達するには多くの課題が残っているが、今回のマイルストーン達成は、2026年のテスト計画に向けて勢いをつけるための、非常に強固な基盤を築き始めたことを意味する」

[オートスポーツweb 2026年05月06日]

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