母子を引き裂く裁判所命令に抗う看護師――守るべきはルールか命か『アダムの原罪』6・5公開 前作『Playground/校庭』限定上映も決定

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2026年05月28日 10:38  オリコンニュース

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映画『アダムの原罪』6月5日より東京・新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
 ベルギー映画『Playground/校庭』で高い評価を受けたローラ・ワンデル監督の最新作『アダムの原罪』が、6月5日より東京・新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開される。

【動画】映画『アダムの原罪』予告編や本編映像

 本作は、ベルギーの病院を舞台に、孤立した母子に寄り添おうとする看護師の葛藤と決断を描くヒューマン・サスペンス。『ロゼッタ』『息子のまなざし』などで知られるダルデンヌ兄弟が製作を務めている。

 とある病院の小児科センターに、左腕を骨折したアダムという4歳の男の子が入院した。栄養失調で痩せこけたアダムは発育が遅れ、骨がもろくなっていた。移民のシングルマザー、レベッカ(アナマリア・ヴァルトロメイ)が彼に適切な食事を与えていないと見なした裁判所は、彼女の面会を制限する命令を下す。

 自らもシングルマザーである看護師長のルシー(レア・ドリュッケール)は、息子と引き離され、親権を失うことを恐れるレベッカに寄り添おうとする。しかしレベッカの軽率な行動、上司や同僚からのプレッシャーによって追いつめられたルシーは、母子を救いたい気持ちと病院が従うべき司法制度との間で板挟みになっていく…。

 慢性的な人手不足や厳格なルールに支配された医療現場で、母子を引き離そうとする裁判所命令に疑問を抱き、ある決断を下すルシー。社会のルールか、それとも目の前の命か――。観る者に重い問いを突きつける作品となっている。

 公開初日の5日、午後6時30分開始回の上映後には、『ぼくが生きてる、ふたつの世界』などで知られる呉美保監督を招いた公開記念トークイベントの開催も決定。呉監督は本作について、「極限まで研ぎ澄まされたリアリズムに、圧倒された」とコメントを寄せている。

 さらに、本作の公開を記念して、ローラ・ワンデル監督のデビュー作『Playground/校庭』が6月5日より、新宿武蔵野館にて1週間限定で上映される。

 『Playground/校庭』は、7歳の少女ノラの視点のみで学校生活を描いた作品。小学校という日常空間を舞台にしながら、観客を没入型スリラーのような緊張感へと引き込む演出で注目を集めた。主人公ノラを演じたマヤ・ヴァンダービークは、『アダムの原罪』にも出演している。

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