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2026年06月01日 12:30 ITmedia Mobile

Nianticが5月29日から6月1日まで、Pokemon GO(ポケモンGO)の大型イベント「Pokemon GO Fest 2026:東京」を開催している。今回は東京臨海副都心(台場・青海地区)がメイン会場となる他、東京都全域(島しょ部を除く)でも楽しめるよう設計されているのが特徴だ。
筆者は5月29日午前の部のチケットを購入したので、東京臨海副都心でのプレイを中心にレポートをお届けする。
●臨海副都心にちなんだポケモンが登場 伝説レイドは既存ポケモンのみ
東京臨海副都心のメイン会場はお台場海浜公園、シンボルプロムナード公園、セントラル広場、潮風公園の4つで、トレーナーはこれらの公園を行き来しながらプレイを楽しむ。
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公園会場は潮風公園が「チームアップゾーン」、プロムナード公園が「ワンダーゾーン」、お台場海浜公園が「ディスカバリーゾーン」、セントラル広場が「GOロケット団の隠れ家」に分かれている。従来のGO Festのように、各エリアによって異なるポケモンが出現するのではなく、今回は全エリアでおおむね共通するポケモンが出現する。今回は出現ポケモンとは違った趣旨で各ゾーンの世界観が構築されていた。
臨海副都心にマッチするポケモンが野生で出現し、その土地柄から、みずタイプや、海岸、船を連想させるポケモンたちが多い印象だ。また、まち探索チケットを含むチケット所有者は、東京都全域でイベントテーマのポケモンたちと出会える。
チームアップゾーンではチームリーダーのオブジェが置かれ、レイドバトルが盛んに行われていた。ワンダーゾーンではレイドバトルはないが、ポケモンGOの過去の起動画面イラストが設置され、アンノーンをはじめ、さまざまな姿のポケモンが登場。ディスカバリーゾーンではイベント専用のフィールドリサーチや特別なたまごが得られ、ポケモンについて学ぶことを目的としている。GOロケット団の隠れ家ではGOロケット団とのバトルやシャドウレイドが開催され、シャドウポケモンを厳選できる。
いずれのゾーンでも、特別なポケモンとして、ピカチュウバイザーをかぶった「ゼニガメ」、モンスターボール帽子をかぶった「キャタピー」が出現する。また、国内では「ドロバンコ」と「キュワワー」が初登場する。この他、「ダダリン」「ヤバチャ」「バリヤード(ガラルのすがた)」「メグロコ」などの色違いも登場する。また、「アンノーン」が全種類登場し、貴重なコレクション機会でもある。
イベントでおなじみの、限定コスチュームのピカチュウは今回も登場するが、野生で出現するピカチュウはGO Festの開催地によって異なる。今回はチームキャップをかぶったピカチュウが登場し、東京ではミスティックキャップ、シカゴではインスティンクキャップ、コペンハーゲンではヴァーラーキャップをかぶったピカチュウとなる。筆者は運よく色違いのインスティンクキャップのピカチュウをゲットできた。なお、後述する幻のポケモンのスペシャルリサーチで、インスティンクキャップとヴァーラーキャップのピカチュウとも1体ずつ出会える。
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レイドバトルでは、「ケンタロス(パルデアのすがた・ウォーターしゅ)」が日本で初登場する。伝説ポケモンでは「ミュウツー」「フリーザー」「スイクン」、ゲンシレイドでは「ゲンシカイオーガ」「ゲンシグラードン」、シャドウレイドでは「シャドウフリーザー」「シャドウスイクン」「シャドウカイオーガ」「シャドウグラードン」が登場する。いずれのポケモンも、チケット購入者にはロケーション背景付きのチャンスがあるが、伝説レイドで初実装のポケモンが登場しないのは少々物足りなく感じた。
●ラスト30分で「スーパーメガレイド」が登場 予想外の仕掛けも
今回の目玉は、ポケモンGOで初となる「メガミュウツーX・Y」の登場だ。メガミュウツーX・Yは「ミュウツー」がメガシンカした姿だが、メガミュウツーX・Yに進化させるには、他のポケモンよりも大量の「メガエナジー」が必要になる。
そこで、Pokemon GO Fest 2026:東京では、「メガレベル」が1段階以上アンロックされた状態で、メガエナジーを使わずにメガシンカできるミュウツーを入手できるチャンスを2回用意している。1つは、公園体験の最後の30分で出現する新たなジム。ここでメガミュウツーX・Yのスーパーメガレイドが開催され、1000人以上のトレーナーと大規模なレイドバトルに挑める。ここで手に入れたミュウツーにはロケーション背景が付き、メガエナジーなしでメガシンカできるようになっている。
29日午前の部に参加した筆者の場合、13時30分〜14時がスーパーメガレイドの時間となり、開催場所は潮風公園だった。スーパーメガレイドの場所はトレーナーによって異なり、開催場所は事前にメールで通知される。筆者にもメールは届いていたのだが、Gmailの「プロモーション」ラベルに振り分けられており、気付かなかった。恥ずかしながら、そもそもメールで通知されること自体を知らなかった。
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スーパーメガレイドの開催場所はメールだけでなく、ゲーム内でも告知してほしいところだ……と思っていたが、実は、告知されていた。ラッパマークから見られるニュースの中で「『スーパーメガレイド』にご参加頂くエリアを事前にご確認ください」との案内が確かに届いていた。しかし、受け取った当時は忙しかったのか、よく読まずにスルーしていたようだ。当日に念押しのお知らせがあるとうれしいが、そこは求めすぎか。イベント前は重要なお知らせが届くことがあるので、今後はしっかり目を通そうと反省した。
【訂正:2026年6月1日21時50分 初出時、スーパーメガレイドの開催場所がゲーム内で告知されていない旨の記述がありましたが、誤りでした。おわびして訂正いたします。】
スーパーメガレイドの開催時間が迫ると、マップ上で確認でき、ジムのフォトディスクに「メガミュウツーX」「メガミュウツーY」と明記されているので、これが目印になる。メールが届いていないという人も、ゲーム内の開催予定レイドから分かるので、後はスーパーメガレイドのジムに向かって移動するのみだ。
筆者は13時過ぎまでシンボルプロムナード公園で取材があったので、取材後、急いで潮風公園に向かった。13時30分の開始には間に合わなかったが、マップ上では数百人規模のトレーナーがレイドに挑んでいることが表示され、ワクワク感が高まってきた。と同時に、早く到着せねばと焦り、早足で移動する。
13時36分にようやく到着して、まずはメガミュウツーXのレイドからチャレンジ。ピークは過ぎていたのか、参加者は100数名だった。それでも通常のレイドよりははるかに大人数で、大規模なレイドバトルを前に緊張感が高まる。潮風公園の太陽の広場には大勢のトレーナーが集結しており、メガミュウツーの討伐にいそしんでいた。
さて、このスーパーメガレイドは、これまでのレイドバトルにはない面白い仕掛けが用意されていた。筆者が入ったロビーのレイドバトルが始まる前、既に大勢のトレーナーがバトル中だったが、何やら皆、スマートフォンを上空に構えている。一体何が起きているのか……? そうこうしているうちに筆者のロビーでもバトルが始まった。
メガミュウツーXのHPゲージが赤まで減り、いよいよ終盤になったときに、「ミュウツーは身を守っている!」というこれまでにない動きが出た。すると、「デバイスを上げてエネルギーを溜めよう!」との指令が出る。指示通りにスマホを上げ続けると、エネルギーがたまったのでデバイスを降ろすよう指示されたので、降ろすと、身を守っているメガミュウツーXに大ダメージを与え、見事に倒すことができた。
倒されたメガミュウツーXはミュウツーに姿を戻し、ミュウツーのゲットチャレンジが始まる。筆者にとっては初の色違いミュウツーが登場し、臨海副都心のロケーション背景も付いているという、うれしいゲットになった。
続いて、メガミュウツーYのスーパーメガレイドに挑戦する。こちらもメガミュウツーXと同様に、終盤にスマートフォンを高く上げてエネルギーをためて討伐することができた。ここで手に入れたミュウツーは色違いではなかったが、ロケーション背景は付いていた。
今回のイベントは、2025年の「ネクロズマ」や2026年の「ザシアン」「ザマゼンタ」のフォルムチェンジなど、常設レイドバトルでの新要素が乏しく、盛り上がりに欠けていた面は否めない。ゲンシレイドや伝説レイドのシャドウレイドは開催されていたが、いずれも既出のポケモンのみ。
スーパーメガレイドで手に入れたミュウツーは即メガシンカできるとはいえ、厳選した100%個体や色違い個体をメガシンカさせたいという人も多いだろう。その際、大量のメガエナジーが必要になるわけだが、メガエナジーを稼ぐにはメガレイドをこなす必要がある。スーパーメガレイドが常時開催となると、ネットワーク負荷を考えると難しかったのかもしれないが、厳選やメガエナジー稼ぎという点から不満を覚えたトレーナーも多いのではないだろうか。
しかし、100人以上のトレーナーと共闘するスーパーメガレイドは圧巻で、これまでにない体験だった。これは、スーパーメガレイドを1回に絞ったからこそ。スーパーメガレイドでようやく「イベントが始まった!」と感じたのも筆者だけではなかったはずだ。筆者個人は、メガミュウツーX・Yを厳選する意欲はそこまでないので、今回のイベント内容には満足している。7月11日〜12日開催の「Pokemon GO Fest 2026:グローバル」でもメガミュウツーX・Yに出会えるチャンスはあるので、今後のイベントでメガエナジーを獲得できる機会が増えることに期待したい。
●都内全域対象のタイムチャレンジでメガミュウツーXかYに出会えるチャンス
メガミュウツーX・Yを入手できるもう1つのチャンスは、公園体験を含むチケットの所有者と、「まち探索チケット」の所有者が挑戦できる「タイムチャレンジ」のクリアで得られる。このタイムチャレンジは、東京全域(島しょ部を除く)を対象としており、4つのシティチャレンジが用意されている。このうち2つをクリアすると、1段階目のメガレベルがアンロックされた状態のメガミュウツーXかYのどちらに出会うかを選べる。また、各エリアのタイムチャレンジをクリアすると、「GOエキスパート」メダルを受け取れる。
4つのシティチャレンジは東京都の地域ごとに「フレンドシップエリア」「アドベンチャーエリア」「コレクションエリア」「フィールドワークエリア」に分かれており、各エリアで所定のタスクをこなす必要がある。なお、アドベンチャーエリアは港区(お台場海浜公園)、フィールドワークエリアは江東区(セントラル広場やプロムナード公園)、コレクションエリアは品川区(潮風公園)をカバーしているので、公園会場でもタスクを消化できる。
一方、フレンドシップエリアは(北から)足立区〜渋谷区が範囲となっているので、公園会場から移動して達成する必要がある。この中には「ポケモン交換を6回行う」というタスクもあるので、1人で達成するにはハードルが高い。メダルにこだわりがなく、メガミュウツーX・Yの入手を重視するなら、会場内で2つ以上のタイムチャレンジをクリアすればよい。
なお、タイムチャレンジは6月1日23時59分が期限なので注意したい。筆者はイベント当日にフィールドワークエリアのタイムチャレンジしかクリアできず、5月30日と31日は、他3エリアの都内に外出する用事もなかった。6月1日にアドベンチャーエリアの範囲にある会社に出向き、タスクを達成してメガミュウツーX・Yをゲットする予定だ。
●幻のポケモン「ゼラオラ」をゲットしよう
メガミュウツーX・Yの影に隠れがちだが、GO Festでおなじみの「幻のポケモン」は、今回も実装される。2026年は、じんらいポケモンの「ゼラオラ」が登場し、チケット購入者向けに用意される「スペシャルリサーチ」をクリアすると、ゼラオラと出会える。公園会場の各ゾーンで10匹ずつポケモンを捕まえるというタスクもあるが、全てのゾーンを周っていれば、無理なく達成できる。スペシャルリサーチには期限はないので、イベント終了後でも、無理のないペースで達成できる。
筆者はレイドバトルをこなせず、6月1日午前時点でも5/8のところで止まっているので、気長にクリアを目指す予定だ。
●混乱を招かないよう徹底した対策 情報の発信方法は改善の余地ありか
東京での開催ということで、過去最大規模のイベントとなったPokemon GO Fest 2026:東京。29日の都内は30℃前後の気温となり、夏といっても差し支えないほどの気候だった。暑さ対策は必須で、水分補給はもちろん、公園内は日陰が少ないため、帽子や日傘もあった方がいい。筆者は2025年の反省を生かして帽子を持参したが、これでだいぶ暑さのダメージを軽減できた。かなり日焼けしてしまったので、日焼け止めも塗っておいた方がよかった。
会場はどのエリアにもスタッフを潤沢に配備しており、一般人も通る歩道で止まっている人がいると、スタッフが「歩道では立ち止まらずに移動してください」と声がけをするなど、混乱を招かないよう徹底した対策が取られていた。自転車で移動していたスタッフが多かったのは、広大な会場ならでは。利用者の多かったゆりかもめ線でも、混雑時には次の電車を利用するよう促すなど、鉄道会社とも連携して対策していることが分かる。
梅雨に差し掛からず、暑さも真夏よりは軽減されている5月下旬の開催は、今回も多くのトレーナーが無理なく楽しめるタイミングといえる。
一方、メガミュウツーX・Yゲットの条件については、もう少し周知が必要だと感じた。もちろん、ポケモンGOのニュースやイベントのページにはしっかり記載されているが、これらを全て読み込むのは骨が折れる。
特に、「スーパーメガレイドが公園体験の最後30分に開催されること」は非常に重要な情報なので、ゲーム内でも念入りに通知してほしかった。Xでは、違うジムに移動してしまい、スーパーメガレイドにチャレンジできなかった人がいたという投稿も見られた。目玉のメガミュウツーX・Yに関しては、出会える方法を1分程度の簡単な動画でまとめてもよかったのではないかと思う。
また、シティエリアでのタイムチャレンジについて、東京都全域を対象としていることが、初見では分かりにくかった。ゲーム内のタスク画面に、東京のどの地域が対象なのかといった情報は明記してほしいところだ。
通常のチケットとまち探索チケットでの体験の差分も分かりにくいと感じた。かいつまんで言うと、メガミュウツーX・Yのスーパーメガレイドと幻のポケモンのゼラオラの入手にチャレンジできるのは、通常チケットのみ。イベントに出現するポケモンや、東京都全域のシティチャレンジはまち探索チケットでもチャレンジできる。つまりまち探索チケットでも、メガミュウツーX・Yに出会えるチャンスが1回はあるということ。チケットごとにゲームプレイ内容をまとめた発信の仕方もあったのではないかと思う。
ともあれ、東京都全域を対象としたゲーム設計は斬新だったし、スーパーメガレイドの高揚感は、これまでのGO Festでは味わえなかった格別の体験だった。モバイル回線については、4キャリアが万全の対策を施しており、スーパーメガレイドの最中にも回線が混み合うことはなく、快適にプレイできた(詳細は後日記事にする予定だ)。
Pokemon GO Fest 2026:東京は、ポケモンGOの10周年を飾るにふさわしい、充実したイベントだったと総括したい。
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