欧米ビッグレースのバッティング問題。スパ24時間は“観客急増”の新日程を維持する姿勢

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2026年06月25日 09:00  AUTOSPORT web

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スパ24時間レースの行われるベルギーのスパ・フランコルシャンサーキット
 IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ等のGTレースを統括するSROモータースポーツグループの創設者兼CEOであるステファン・ラテルは、SRO最高峰レースであるスパ24時間レースと、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のワトキンス・グレン6時間レースとの日程重複について、今後のスパ24時間のスケジュール変更を正当化するものではないと述べた。

 このふたつの耐久レースは今週末、初めて同時開催される。両レースに参戦する複数のメーカーやドライバーからの圧力にもかかわらず、SROとIMSAはレース日程を変更していない。


■過去2年はIMSA側が日程変更でバッティング回避

 2026年は30名以上のドライバーと少なくとも3チームが、日程重複の影響を受ける。このため、ポルシェやBMWといったメーカーは、今週末のどちらか、あるいは両方のレースで、ワークスドライバー以外を起用せざるを得ない状況となっている。

 2024年にも日程が重なる予定だったが、IMSAは開催日を1週間前倒しすることで、両レースの重複を回避した。この動きは、前年にスパ24時間のタイトルスポンサーとなったクラウドストライク社の創業者兼CEOであるジェントルマンドライバー、ジョージ・カーツが主導したとみられている。

 2025年も両レースの日程が重なる予定だったが、ワトキンズ・グレンでのレースは再び1週間前倒しされた。公式には「NBCによる生中継に対応するため」とされる。

 スパ24時間レースは従来、7月末に開催されてきたが、F1が2023年にその開催枠を引き継いで以来、過去4年間は6月の最終週末に開催されている。

「我々はこの日程を維持してきた」とラテルはSportscar365に語った。

「残念ではあるが、変更しない限りどうすることもでできない。だが、IMSAとの日程重複以外にも変更する理由が必要だ」

「残念なことだが、日程の重複は避けたかったし、参加予定のマシンも数台減ってしまった。昨年の74台には到底及ばない」

「しかし、だからといって日程を変更する正当な理由になるとは思わない」

 IMSAがすでに2027年のスケジュールを確定し、ワトキンズ・グレンの開催日も変更しないことを決定したこと、そしてラテルが自身のレースの日程変更はないと表明していることから、来年も日程がバッティングする可能性は高い。

 スパがカレンダーに含まれる2027年のGTワールドチャレンジ・ヨーロッパおよびIGTCのスケジュールは、スパ・フランコルシャンで開催されるSROの年次記者会見で今週金曜日に発表される予定だ。

 当初はF1の影響による日程変更に反対していたラテルだが、6月末の開催日を受け入れたと語っている。今週末のレースは、先月のWEC世界耐久選手権スパ・フランコルシャン6時間レースの記録を上回る、過去最高の観客動員数を記録すると予想されている。

「この日程はうまくいっている」とラテルは語った。

「観客動員数は本当に急増している。非常に速いペースで順調に成長しているのだ。(6月末という)新日程がこの成長に大きく貢献しているだろう」

「ベルギーでは、大まかに言うと7月末は夏真っ盛りで、人々が休暇に出かけたり、休暇から戻ってきたりする時期なので、多くの人が不在だ」

「一方、6月末は休暇前で、まだ多くの人が(地元に)とどまっている。学校もまだ休みに入っていないので、実際には非常に良い時期だ」

「今のところ、我々はこの日程にとどまるつもりだ」

[オートスポーツweb 2026年06月25日]

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