
俳優脇知弘(45)が26日、都内で映画「罪の棘」(植田尚監督)の初日舞台あいさつに登壇した。
過去に罪を背負った人たちの葛藤と再生を描くヒューマンドラマ。脇は元受刑者・絵李香(雅玭)の保護司・岩永を演じた。物語の原案にも携わり「女の子をどう更生させようかと、本気で考えながら演じさせていただいた」と話した。
高校時代のシーンも自ら演じた。当初は若い俳優に頼みたかったというが、ドラマ「ごくせん」のクマこと熊井輝夫役で知られているため、植田監督(58)に「あんなに有名な高校生の役をやった人の回想シーンを他の人ができるわけがない」と却下された。脇は「高校生と大人シーンの差をつけたかったんで、メガネをかけさせてくださいと言ってメガネをかけることになった」。カメラが回ったら羞恥(しゅうち)心は消えたと言い「普通に高校生、できたと思います」と胸を張った。
岩永を追う藤堂刑事役の勝矢(51)とは劇中で対立するシーンがあった。勝矢も「ゴールデンカムイ」シリーズの牛山辰馬役で知られ、いわゆる巨漢同士。勝矢は「2人でぶつかるアクションがあって。2人で200キロくらいあるんで、バンっとぶつけたらロッカーがぐちゃっとなっちゃった」と、勢い余ってロッカーを壊したエピソードを明かした。ロッカーはロケ保険で無事に修理された。
脇は「この映画を見終わった後に、何か感じていただきたい。自分にもちょっとした心のとげはあると思うので、そこで共感して、2回目、3回目は目線を変えて見てほしい。そうすると違ったストーリーが見える」とあいさつ。台風が近づく悪天候の中、足を運んだ観客に「皆さん、ちゃんと無事に帰ってください」と呼びかけた。山崎真実(40)、一瀬綾花(33)、ほしら(52)、緑川雄志(40)も出席した。
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