閣議に臨む高市早苗首相(中央)ら=10日午前、首相官邸 政府は10日の閣議で、2026年版男女共同参画白書を決定した。人工知能(AI)など急速な技術革新を踏まえ「多様な学び直しがますます重要性を増してくる」と指摘。女性は男性に比べて家事・育児・介護の負担が学び直しの妨げになっていると分析し、環境整備が重要だと強調した。
白書は昨年12月に内閣府が20〜69歳の男女2万人を対象にインターネットで実施した意識調査の結果を紹介。仕事やキャリアに関する学び直しへの障壁を尋ねたところ、男女の格差が最も大きかったのは「家事・育児・介護が忙しくて時間がない」で、女性は14.6%、男性は7.2%だった。
続いて差が大きかったのは「金銭的余裕がない」で、女性32.7%、男性25.4%。「何を学んでいいか分からない」も女性19.1%が男性13.9%より多く、逆に「仕事が忙しくて時間がない」は男性20.5%が女性17.2%を上回った。
白書は男女の賃金格差に加え、家事・育児・介護の女性への偏りが学び直しへの障壁になっている可能性を指摘。オンライン講座の提供や無料託児サービスの充実、働き方改革の推進などが「障壁の解消につながる」と訴えた。