今春から続いているエルニーニョ現象は今後秋にかけて続く 7月10日発表の監視速報

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2026年07月10日 15:10  日本気象協会

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日本気象協会

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気象庁は今日7月10日「エルニーニョ監視速報」を発表しました。エルニーニョ現象はこの春から続いているとみられ、今後、秋にかけてエルニーニョ現象が続く見込みです。

6月の実況

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2026年春からエルニーニョ現象が続いているとみられます。 6月のエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値からの差は+1.9℃で、基準値より高い値となりました。
エルニーニョ/ラニーニャ現象発生の判断に使用している5か月移動平均値の4月の値は+0.8℃で、上昇傾向が続いています。

太平洋赤道域の水温は、海面、表層ともに中部と東部を中心に全域で平年より高くなりました。対流活動は、太平洋赤道域の日付変更線付近では平年より活発で、中部太平洋赤道域の大気下層の東風(貿易風)は平年より弱くなりました。

このような大気と海洋の状態は、エルニーニョ現象時の特徴を示しています。このことから、2026年春からエルニーニョ現象が続いているとみられます。

今後の見通し

今後、秋にかけてエルニーニョ現象が続く見込みです。
実況では、太平洋赤道域の中部から東部にみられる海洋表層の暖水が、海面水温の高い状態を維持しています。大気海洋結合モデルは、今後も大気と海洋の相互作用により、太平洋赤道域の中部から東部の海洋表層の暖水を強化し、エルニーニョ監視海域の海面水温が秋にかけて上昇して、基準値より高い値で推移すると予測しています。

以上のことから、今後、秋にかけてエルニーニョ現象が続く見込みです(100%)。

西太平洋熱帯域及びインド洋熱帯域の状況

【西太平洋熱帯域】6月の西太平洋熱帯域の海面水温は、基準値に近い値でした。今後、秋にかけて基準値より低い値で推移すると予測されています。

【インド洋熱帯域】6月のインド洋熱帯域の海面水温は、基準値に近い値でした。今後、夏は基準値に近い値で推移し、秋は基準値に近い値か基準値より高い値で推移すると予測されています。

エルニーニョ現象とは?

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「エルニーニョ現象」が発生するのは、太平洋赤道域です。このあたりは貿易風と呼ばれる東風が吹いているため、通常、暖かい海水は西側のインドネシア付近に吹き寄せられる一方、東側の南米沖では、海の深い所から冷たい海水がわき上がっています。

ただ、何らかの原因で東風が弱まると、西側の暖かい海水が東側へ広がるとともに、東側にわき上がる冷たい海水の勢いが弱まり、南米沖の海面水温が通常より高くなります。このように、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて、海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象を「エルニーニョ現象」と呼びます。
(「エルニーニョ(El Nino)」とは、スペイン語でイエス・キリストという意味で、クリスマスのころに海面水温が高くなることから名づけられました。)

「エルニーニョ現象」は海で起こる現象ですが、発生すると大気にも影響を及ぼし、世界各地で気圧配置などがいつもとは違った状態になります。雨や雪の降りやすい場所や、風の吹き方、気温などが変わってくるのです。「エルニーニョ現象」発生時の日本は、冷夏や暖冬になりやすいと言われています。

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