マウスの神経細胞機能回復=「オートファジー」再活性化で―東大など
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2026年07月11日 05:01 時事通信社

東京大などの研究グループは11日までに、細胞内の不要なたんぱく質などをリサイクルする「オートファジー」の再活性化により、低下した神経細胞の機能が回復することをマウスで実証したと発表した。運動機能などの改善も確認され、神経細胞が従来考えられていた以上に高い回復力を備えている可能性を示した。論文は米科学誌サイエンスに掲載された。
オートファジーには不要物を分解、再利用する仕組みがあり、この働きが低下すると異常なたんぱく質が蓄積し神経細胞の機能が損なわれる。アルツハイマー病やパーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)などとの関連も指摘される。
水島昇・東大大学院教授らの研究グループは、薬剤投与で脳内のオートファジーの働きを制御できるマウスを開発。オートファジーを4週間抑制すると、神経細胞内に異常なたんぱく質が蓄積し、神経線維やシナプスに異常が生じたほか、運動能力や記憶・学習能力も低下した。
一方、オートファジーを再び働かせると、蓄積されたたんぱく質は除去され、神経線維やシナプスの異常は改善。運動能力や認知機能も有意に回復した。
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