研究は「好奇心と本能」で=基礎科学支援の衰退懸念―利根川進さん

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2026年07月16日 21:01  時事通信社

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時事通信社

 「好奇心以外のことは考えなかった。リスクが高過ぎないか、知らない分野でキャリアを積むことができるかなどは思い付かず、ただ好奇心と本能に従った」。亡くなった利根川進さんは2022年、初代所長を務めた米マサチューセッツ工科大(MIT)のピカワー学習・記憶研究所の広報紙インタビューで、自らの研究生活をこう振り返った。

 免疫の分野で卓越した業績が評価され、48歳の若さで日本人初のノーベル生理学・医学賞を受賞。選考委員に「100年に一度の発見」と称賛されたが、その研究対象は免疫とは異なる脳神経科学へと広がり、新たな分野でも一流の成果を生み出し続けた。

 米国に長年拠点を置きつつ、「好奇心」に基づく基礎研究を継続。日本の基礎科学研究支援の衰退ぶりに心を痛め、事あるごとに提言を続けた。14年に捏造(ねつぞう)・改ざんが発覚した理化学研究所のSTAP細胞問題では「役立つ発見をしろというプレッシャーを政府がかけている。そのために科学者があるかないか分からないギリギリのところをあるがごとく言ってしまっている」と指摘。「日本の研究費の配り方に問題がある」と批判していた。 

このニュースに関するつぶやき

  • この国はね、学術と芸術には金かけないのよ。∴優秀な研究者、芸術家は海外流出する。後者は特に音楽家が顕著。少なくとも同じことを30年前から言っている(;¬_¬)ジー!
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