警察庁=東京都千代田区 生成AI(人工知能)などを使い18歳未満の児童の画像を加工する「性的ディープフェイク」について、警察庁は3日、今年上半期(1〜6月)に全国の警察で取り扱った事案が123件に上ったと発表した。生成AIの普及や機能向上が被害急増の背景にあるとみられ、昨年同期の60件から倍増。昨年1年間の114件も上回った。
警察庁によると、被害者別では中学生が最多で79件。高校生38件、小学生3件、不明3件で中高生が9割超を占めた。
加害者は、被害者の同級生や同じ学校の生徒らが83件。SNSなどで知り合った人物が7件。街頭などで面識のない児童の姿を盗撮して加工したケースも4件あった。6月末までに2人が書類送検され、他にも捜査が続いている。
警察庁の担当者は「違法なAI利用について周知啓発を進めるとともに、悪質な事例は捜査し、厳しく取り締まりたい」と話している。