小林旭が芸能生活70周年曲のレコーディングを公開 30年ぶりの紅白は「大トリなら考える」

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2026年08月04日 20:38  日刊スポーツ

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小林旭(右から2人目)と70周年記念曲の作家陣。左から水木れいじ氏、叶弦大氏、右が原文彦氏

小林旭(87)が4日、東京・麻布台のサウンドシティスタジオで、芸能生活70周年記念曲「おとこの慕情」と「今さらながらのマイトガイ」(両A面)の公開レコーディングを行った。


小林は石原裕次郎さんと並ぶ映画スターだが、歌手としても1958年(昭33)に「女を忘れろ」でデビュー。


その後も「ダイナマイトが百五十屯」「ギターを持った渡り鳥」「熱き心に」「腕に虹だけ」など数々のヒットを飛ばした。


通算155枚目のシングル盤となる記念曲は、小林の代表曲「自動車ショー歌」(64年)や「昔の名前で出ています」(75年)を手がけた叶弦大氏(87)が作曲した。


公開レコーディングでは、多数の取材陣を前に「おとこの慕情」(作詞・原文彦、作曲・叶弦大、編曲・庄司龍)を歌った。


大人の悲恋だが、映画界、歌謡界全盛期の昭和の香りを漂わせる作品だ。


小林は「叶先生の『昔の名前で出ています』をほうふつとさせる、懐かしメロディーです」と喜んだ。


「今さらながらのマイトガイ」(作詞・水木れいじ、作曲・叶弦大、編曲・溝渕新一郎)の方は、時代の変化に「昔は昔、今は今」と歌う。


小林は「陽気な歌ですよ。(愛称の)マイトガイ(ダイナマイトのような男の意味)は、(作詞家、脚本家の)川内康範さんが付けてくれた。歌っていると、川内さんの顔がチラチラしてくるよ」と楽しそうに話した。


日活で銀幕デビューして70周年。今年11月3日には88歳(米寿)を迎える。


小林は「88歳は人生のけじめの年」と考えているという。


その思いから、小林旭の集大成として、3月に大阪でのコンサートから「八十八カ所イベント」をスタートさせた。


同イベントは大規模なコンサートだけでなく、映画上映会やトークショーなども行う。来年の89歳の誕生日まで21カ月間に行われる予定だ。


記念曲はその一環でもあり、小林は「できるだけあちこちに行って、歌のお披露目もしたいなと思っている。動けるエネルギーはまだまだあるよ」と自信満々で話した。


かつて裕次郎さんを引き合いに、歌手小林旭を解説したことがあった。


「歌は苦手。いつもハラハラ、ドキドキしている。裕ちゃんみたいに、鼻歌でうまいと思わせられればいいんだけど(笑い)、俺は大きく高い声でごまかさないとダメなんだ」。


この日も「歌手という意識はない。北島サブ(三郎)ちゃんのように『うまいな〜』という状態ではない。僕の場合は、役者として(歌を)出している気持ちなので、セリフみたいに歌っている」と話した。


歌手としてNHK紅白歌合戦には、77年の「昔の名前で出ています」を最初に計7回出場している。


最後が96年(「北帰行」)で、出場となれば30年ぶりとなる。70周年の年に30年ぶりの出場となれば、大きな話題だ。


小林は「最後の、大トリで出てくれればと言われれば考えるけど、十把ひとからげだと、いまさらという気持ちだね」と笑って話した。


88歳になっても、レコーディングできることがうれしいという。


「棺おけに入っても歌っているんじゃないかな。俺の歌でも聴いてくれる人がいれば、歌ってさしあげたいと思っています」と謙虚に話していた。【笹森文彦】

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