写真 ギラヴァンツ北九州は5日、FW永井龍への懲罰とクラブ内部調査結果について発表した。
問題となっているのは8月1日に行われた2026年度 天皇杯 JFA 第106回全日本サッカー選手権大会代表決定戦の北九州と福岡大学の試合終盤。90+5分に主審の笛がなった後、吉長真優が不必要に大きくボールを蹴り出す行為を行うと、福岡大の選手が吉長を押したことで両チーム入り乱れる小競り合いが発生し、永井は相手選手のユニフォーム背部を掴み引っ張る行為を行ったことで一発退場となっていた。なお、試合は北九州が3−2で勝利していた。
この件を巡り、公益社団法人福岡県サッカー協会規律委員会が懲罰を決定し、退場した永井に2試合の出場停止処分が下された。また、北九州は本事象を重く受け止め、クラブ内にて調査を実施した結果、吉長と永井、さらには90+6分に両チーム選手による近距離での接触が発生する中で、相手選手を後ろから押す行為を行った平松昇の3選手に、いずれもプレーが停止した後又はプレーと直接関係しない場面における不要な行為で、相手選手へのリスペクトを欠くものと判断し、厳重注意及び指導を行なったことを明らかにした。
なお、永井の出場停止処分は天皇杯で消化できない試合は直近の公式試合で消化されるほか、90+6分に両チーム選手による近距離での接触が発生する中において、永井による乱暴行為は行われていないことを調査において確認したことも伝えられている。
これを受け、北九州はクラブ公式サイトを通じて「本事象により、対戦相手である福岡大学サッカー部の皆さま、福岡県サッカー協会をはじめとする試合運営に関わる皆さま、そして会場の内外で応援して頂いているファン、サポーターの皆さまへご迷惑をおかけし、心よりお詫びを申し上げます。ギラヴァンツ北九州では、今後も試合に関わる全ての方へのリスペクト精神を大切に、トップチーム、アカデミーをはじめとするクラブ内の教育を徹底すると共に、本事象に関しては、引き続き福岡県サッカー協会規律委員会とも連携、確認を図って参ります」と謝罪した。
また、選手・関係者への誹謗中傷についてのお願いとして「本事象後からギラヴァンツ北九州の一部選手及びそのご家族、福岡大学の選手関係者等に対し、SNS上において誹謗中傷や人格を否定するような投稿、過度な批判等が確認されており、これらの行為は決して看過できるものではありません。選手たちが安全にサッカーに専念できるよう、冷静で節度あるご対応、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。なお、悪質な誹謗中傷や強迫行為と判断される書き込みに対しては、関係機関と連携の上、法的措置を含めた厳正な対応を検討して参ります。今後も、ギラヴァンツ北九州へのご声援を、よろしくお願いいたします」と声明を発表している。
そして、強化部長を務める池元友樹氏は以下のようにコメントを発表している。
「ギラヴァンツ北九州を支えてくださる皆さまいつもありがとうございます。このたびの一連の事象により、福岡大学サッカー部の皆さま、福岡県サッカー協会をはじめとする試合関係者の皆さま、そして日頃よりクラブを支えてくださっているすべての皆さまに、多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを、強化責任者として深くお詫び申し上げます」
「試合が緊迫した状況であったとしても、相手選手へのリスペクトを欠く行為や、事態を拡大させるような行為は、決してあってはなりません。今回の事象を選手個人だけの問題とせず、チームを預かる強化部の責任として重く受け止めています」
「今後は、選手・スタッフ一人ひとりがクラブを代表する立場であることを改めて自覚し、いかなる状況においても冷静さと相手への敬意を失うことがないよう、日頃からの指導・教育を徹底してまいります。改めまして、関係するすべての皆さまに心よりお詫び申し上げるとともに、再発防止と信頼回復に努めてまいります。今後もギラヴァンツ北九州へのご声援をよろしくお願いいたします」