AOレーシングが2026年の鈴鹿1000kmに投入する『武士レックス』のカラーリング AOレーシングは、9月に開催されるIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジの『鈴鹿1000km』において、ポルシェ911 GT3 R Evoを擁してプロクラスに参戦すると発表した。
シカゴを拠点とする同チームは、中国のトップチームであるアブソリュート・レーシングとタッグを組み、ラウリン・ハインリッヒ、アレッシオ・ピカリエッロ、ジュリアン・アンドラウアーの3名を起用してポルシェを走らせる。
AOレーシングの車両はこれまで、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権を中心に“恐竜カラー”の『レキシー』や『ロキシー』等のキャッチーなリバリーをまとってきたが、今回は日本でのレースに合わせて新たなキャラクター『武士レックス(Bushi Rex)』が初登場することになった。
■強力な体制で「トップ争いをする準備は万全」
今回の参戦は、先月のスパ・フランコルシャン24時間レースでライオンスピードGPが優勝し、ポルシェがIGTCのマニュファクチャラーズ選手権で首位に立っている中で実現したもの。
AOレーシングのチーム代表、グンナー・ジャネットは次のようにコメントしている。
「AOは、今回の鈴鹿1000km参戦にあたり、アブソリュート・レーシングおよびポルシェ・モータースポーツ・アジア・パシフィックとパートナーを組めることを大変嬉しく思っている」
「素晴らしいドライバーラインアップと魅力的な新キャラクターを携え、日本のファンの皆様に最高のショーをお見せできることを楽しみにしている」
「我々にとってIGTCへの初挑戦となるが、トップ争いをするための準備は万全だと確信している」
アブソリュート・レーシングのディレクター、ファビアン・フィオールは次のように付け加えた。
「『武士レックス』の最初の冒険において、AOレーシングとパートナーを組めることを喜ばしく思う。鈴鹿1000kmという象徴的なイベントで、ポルシェとともにこの挑戦ができることは、さらに特別な意味を持つ」
「我々の『武士レックス』は、アジア中のファンの心を掴むと確信している。アレッシオはすでにアブソリュート・レーシングの一員だし、ラウリンとジュリアンも極めて才能豊かなドライバーだ。この3人なら素晴らしい結果を残してくれるはずだ」
AOにとって今回の鈴鹿1000km参戦は、2023年のWEC世界耐久選手権富士6時間レース以来となる日本でのレース出場となる。当時、ジャネット、PJ・ハイエット、マッテオ・カイローリの3名は、チーム・プロジェクト1が運営する『レキシー(Rexy)』カラーのポルシェ911 RSR-19を駆り、GTEアマクラスで5位に入賞した。
IGTCへの参戦計画が最初に示唆されたのは先月のことで、IMSAウェザーテック選手権に参戦する同チームが、ロード・アメリカでピレリタイヤを装着してテストを行っている姿が目撃されていた。
ハインリッヒにとっては、2024年のIMSA GTDプロクラスでのタイトル獲得に貢献したチームへの復帰となる。彼がジャネット率いる同チームでドライブするのは、昨シーズンの最終戦『モチュール・プチ・ル・マン』以来のことだ。
一方のピカリエッロは、ウェザーテック選手権の耐久レースにおいて、AOの第3ドライバーを定期的に務めてきた。
そして、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツのドライバーであるアンドラウアーは、これまでにAOから2回参戦(2024年のロード・アメリカとプチ・ル・マン)した経験を持つ。
■AOにとっては「5つ目のキャラクター」に
この『武士レックス』は、AOのキャラクターとしては5番目のものとなる。これまでに『レキシー』『ロキシー』『スパイク』『ロッキー』が登場しており、最新の『ロッキー』については、モービル1とのタイアップの一環として、今年のル・マン24時間レースでLMP2マシンに初めて採用されたものだ。
「武士」という言葉は漢字でフロントガラス上部のハチマキに記されており、リヤウイングの裏側には恐竜の鳴き声にちなんで「GT3 ガオー」という文字も描かれている。
AOとアブソリュート・レーシングの共同エントリーとなるこのマシンは、9月11〜13日に開催されるIGTCシーズンの第4戦において、グリッドに並ぶ最大10台のポルシェ勢の1台となる見込みだ。
[オートスポーツweb 2026年08月05日]