シェイクユアハート(c)netkeiba 今週の日曜日は、札幌競馬場で札幌記念(GII・芝2000m)が行われます。
過去10年の札幌記念で、最も多くの3着以内馬を輩出しているのは父ロイヤルチャージャー系で15頭となっています。以下、父ノーザンダンサー系が9頭、父ミスプロ系が5頭となっています。
回収率でみると、父ノーザンダンサー系が好成績を残しています。過去10年の札幌記念で父ノーザンダンサー系は単勝回収率151%、複勝回収率120%。昨年の札幌記念もトップナイフが10番人気で優勝していますので、人気薄でも父ノーザンダンサー系の馬には一定の注意が必要になりそうです。
一方、過去10年の札幌記念で多くの好走馬が出ている父ロイヤルチャージャー系ですが、単勝回収率55%、複勝回収率40%となっており、期待値はそれほど高くはありません。
過去10年の札幌記念で3着以内馬を輩出したロイヤルチャージャー系の種牡馬はディープインパクト、モーリス、ネオユニヴァース、スクリーンヒーロー、キタサンブラック、オルフェーヴル、ステイゴールドとなっています。
モーリスとスクリーンヒーローは父がロベルト系で切れ味よりもパワーに優れた種牡馬。さらにオルフェーヴルやステイゴールドもタフな馬場で持ち味が生きるタイプと言えます。ネオユニヴァースやキタサンブラックも力のいる馬場でビッグレースを勝った産駒を輩出しています。
札幌記念は力のいる洋芝が舞台になりますので、切れ味よりもタフな馬場への適性というのが重要になるのでしょう。父ロイヤルチャージャー系の種牡馬については、力のいる馬場でも能力を削がれないタイプに重きを置いた方がいいかもしれません。
ちなみに、ディープインパクトは先に挙げた種牡馬とは異なる適性を持つタイプですが、産駒の多くは能力や素質が高く、適性面を高い能力や素質でカバーし結果を残していると考えられます。
今年の札幌記念にも父ロイヤルチャージャー系の馬が多数出走を予定しています。馬券を組み立てる際に、父ロイヤルチャージャー系の取捨選択から入ることが、的中に近づく策になるかもしれません。
ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。
【条件】
父ハーツクライ
[0-0-0-11]複勝率0%
該当馬:シェイクユアハート
(過去の該当馬:23年ダノンベルーガ3番人気4着、20年ポンデザール3番人気4着、16年ヌーヴォレコルト2番人気4着)
※特に言及のない限り、データは過去10年の札幌記念を対象にしています。
上位人気が予想されるシェイクユアハートが該当しました。
多くの活躍馬を輩出してきたハーツクライですが、札幌記念では全く結果を残せていません。ハーツクライ産駒の札幌芝2000mでの成績を見ると[16-13-11-158]となっていますので、この条件が全く向かないという印象は受けません。ただ、馬券に絡んだのはすべて2勝クラス以下。3勝クラス以上の上級条件では[0-0-0-24]と結果が出ていません。
2勝クラス以下で結果が出ているのは、能力や素質の違いで適性面をカバーできているからと考えられます。一方、3勝クラス以上では能力や素質だけでなく、適性面も重要になってくるため、本質的な適性で見劣るハーツクライ産駒は苦戦しているのでしょう。
該当馬に挙げたシェイクユアハートはハーツクライ産駒。札幌芝2000mで勝ち鞍はありますが、これは1勝クラスで挙げたもので参考外でしょう。これまでに中日新聞杯、金鯱賞と重賞を2勝している本馬。能力はここに入っても通用するレベルにありますが、今回は適性面がネックとなり、能力通りに走れない可能性も考慮して馬券は組み立てたいところです。
重賞レースの参考に、是非お役立てください。