一時、2.925%に上昇した長期金利を示すモニター=17日午前、東京都中央区 17日の東京債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の流通利回りが一時、2.930%に上昇(債券価格は下落)した。日銀の早期利上げ観測が強まっていることなどが要因。日本相互証券によると、1996年10月以来、約30年ぶりの高水準。
市場では、人工知能(AI)関連需要の拡大や歴史的な円安進行で、物価が一段と押し上げられるとの見方が強まっている。このため、日銀の利上げが9月にも実施され、その後の引き上げペースも加速するとの観測が広がり、金利が上昇した。中東情勢の先行き不透明感から、原油相場や米長期金利が上昇基調にあることも、日本国債の売りにつながった。