荻野友里「レンタル家族」大ヒットで「全然、連絡を取っていなかった方からも連絡」

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2026年08月21日 20:54  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

笑顔を見せる荻野友里(撮影・山本朝陽)

東京・新宿のK's cinema1館で7月31日に封切り後、話題を呼び、21日から全国21館で拡大上映が始まった、上坂龍之介監督(31)の自主映画「レンタル家族」の拡大公開記念舞台あいさつが同日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた。


主演の荻野友里(43)は、新宿のK's cinemaで22日間連続オンラインチケットが完売し、28日から50館に拡大公開されることも決まった中での周囲の反響を聞かれると、笑みを浮かべた。「ネットでも『レンタル家族』のニュースが幾つか流れたおかげで全然、連絡を取っていなかった方からも『すごいね。どうしたの!』と連絡が来て。交流の、きっかけになりました」と、作品の大ヒットで再び、報われた縁を明かした。


「レンタル家族」は、荻野が演じた認知症の母を抱える沼田洋子が「レンタル家族」サービスを利用することを通じて、現代社会における家族の絆やつながりを深く問い直すヒューマンドラマ。上坂監督にとって初監督作ながら、第23回中之島映画祭でグランプリを受賞。25年末に新宿K's cinemaで1週間限定の自主上映を行い、全回満席を記録した。


荻野はこの日、上坂監督が亡くなった父方の祖父と現在、体調が悪い母方の祖父について語り「こんなはずじゃなかった」涙したことをを踏まえ、舞台あいさつの最後に「よく、泣く監督です。舞台あいさつで3回くらい、私は見ております」と語った。その上で「こんな監督の人柄が。よく表れている映画だと思います」と作品を評した。これには、同監督も「そんな泣かないです。おじいちゃんの話をすると、いろいろ思い出して2、3回、泣いてしまったんですけど」と照れ笑いするしかなかった。


認知症の母・千恵子を演じた、元劇団四季の駒塚由衣(70)は「お忙しい中、こんなに、たくさんお集まりいただき、ありがとうございました。今や認知症の方は、いっぱいいらっしゃると思います。おかげさまで、まだボケていません」とあいさつした。


黒岩光希役の田中壮太郎(56)も「新宿から始まり、広がり、皇居の横の映画館で舞台あいさつをさせていただくのは夢のようです」と喜んだ。


◆「レンタル家族」 東京の会社に勤務する沼田洋子(荻野友里)は、仕事で多忙な毎日を過ごす傍ら、定期的に実家へ帰省をし、父・忠勝(黒岩徹)とともに認知症の母・千恵子(駒塚由衣)のケアをしている。千恵子の症状は進行が早く、洋子が数年前に離婚したことさえ忘れ、帰省の度に元夫と娘について聞くのであった。ある日、取引先の担当者から「レンタル家族」を紹介され、体験レンタルを強く勧められ、耳なじみのないサービスに戸惑ったが、断りきれずレンタル夫を家事代行として自宅に呼ぶ。派遣された松下豪(龍輝)と馬が合い、千恵子のことを相談すると自分を夫、知り合いの子役・安田朱里(中本りな)を娘として、家族を演じることを提案。日々進行していく千恵子の認知症、不器用ながら千恵子を支えようと奮闘する忠勝、複雑な事情を抱えながらレンタル家族を担う松下と朱里…洋子は、自分を取り巻く“家族たち”と月日を重ね、新たな幸せのかたちに触れていく。

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