連続テレビ小説『風、薫る』より(C)NHK NHK連続テレビ小説『風、薫る』が21日、クランクアップを迎えた。2025年9月のクランクインから約1年にわたる撮影を終え、主人公・一ノ瀬りんを演じた見上愛と、もう1人の主人公・小川(大家)直美を演じた上坂樹里、制作統括の松園武大チーフ・プロデューサーがコメントを寄せた。
【写真】クランクアップの模様…巨大くす玉の前でポーズを決める 見上は「まだふわふわとした気持ちで、撮影が終わった実感がわきません」と心境を明かし、撮影開始時から「温かい現場を作っていきたい」と伝えていたことを振り返った。「それは1人の力では決してかなわないことでしたが、皆さんがその思いをずっと心に留めて撮影に臨んでくださっているのが伝わってきました。この作品が温かいものとして届けられているとしたら、それはこの現場のおかげだと思います」と感謝を語った。
また、約1年間ともに撮影を続けてきた上坂について「ずっと一緒にいて愚痴を言っているのを1度も聞いたことがありません」とコメント。「どんな時も弱音1つ吐かずに前を向き続けてくれたことが、私を含め現場の皆さんの心の支えになっていたと思います」と、その存在の大きさを明かした。
上坂も「今日を迎えられたこと本当にうれしく思います」とクランクアップを喜び、1年間演じた直美について「今の私よりどんどん年を重ねていき、結婚をして、母になりました。21歳の私より、はるかに大きい人生を生きさせてもらったことを、本当に宝物のように思います」と振り返った。
さらに、見上との共演について「直美にとってのりんがそうだったように、私にとって毎日隣にいてくださった愛さんの存在が、本当に大きかったです。ここまで一緒に走ってくれて、本当にありがとうございます」と感謝。「直美として生きてきた経験は、私の人生において大きな財産になりました」と語り、「『きっと大丈夫だ』『私はやれる』という自信と強さを感じています」と、この1年間で得たものを明かした。
松園チーフ・プロデューサーは、栃木・那須でのクランクインから約1年に及んだ撮影を振り返り、「見上愛さん、上坂樹里さん、2人の明るい笑い声と、りんと直美さながらに互いに励まし、時にそっと見守り、支えあう2人の姿にみんな勇気をもらいました」とコメント。「放送は残り約1か月となりましたが、りんと直美の人生にはまだまだ波乱が待ち受けています」と今後の展開に期待を寄せている。
同作は、明治時代を舞台に、看護の道を切り開いていく2人の女性の姿を描く物語。原案は田中ひかる氏の『明治のナイチンゲール 大関和物語』で、脚本を吉澤智子氏、音楽を野見祐二氏が担当。主題歌はMrs. GREEN APPLEの「風と町」、語りは研ナオコが務める。