

草間彌生(2017年撮影)
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芸術家の草間彌生氏が8月14日、多臓器不全のため東京都の病院で死去した。享年97。
草間氏は1929年、長野県出身。幼少期から幻視や幻覚を体験し、水玉や網目をモチーフとする絵を描き始める。1957年に渡米し、翌年からニューヨークを拠点にネットペインティング、ソフトスカルプチャー、鏡や電飾を使ったインスタレーションなど、革新的な作品を次々と発表。「単一モチーフの強迫的な反復と増殖による自己消滅」という芸術哲学を打ち立て、ボディペインティング、ファッションショー、反戦運動を含むハプニング、映画制作、新聞発行など、活動の領域を拡大し、前衛芸術家としての地位を確立した。1973年に帰国し、新たに詩や小説の執筆にも取り組む。野外彫刻や、大型インスタレーション「インフィニティ・ミラー・ルーム」シリーズ、約900点の絵画「わが永遠の魂」シリーズなどさまざまな作品を発表し、2021年には新作絵画シリーズ「毎日愛について祈っている」の制作を開始。2016年には文化勲章を受章した。
草間氏の公式サイトでは「美術を中心にパフォーマンス、小説、詩など多方面における前衛芸術家としての国際的な活動にすべてを捧げ、亡くなる直前まで絵筆を手放すことなく、永遠の愛と魂を探究し続けた97年の生涯でした。私たちは作家の遺志を受け継ぎ、芸術を通して、世界中の人々に希望と未来への力を届けていきたいと考えています」とコメントが掲載されている。
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