水ダウで話題「週6でレオパレス建ててた」シシガシラ脇田を直撃。いじられキャラの頼もしすぎる過去

0

2026年08月29日 09:31  日刊SPA!

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊SPA!

シシガシラ脇田氏
2026年7月1日に『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で放送された企画「ぼくらのバリケード戦争」。吉本芸人チームとその他事務所芸人の2チームに分かれ、自陣にDIYでバリケードを築き、日の出とともに相手陣地のバリケードを破壊して旗を奪い合うといった内容だった。
番組では、他事務所チームの芸人・はっしーはっぴーの傍若無人っぷりが話題を呼んだ。一方、吉本チームで目立ったのは、M-1グランプリファイナリストのシシガシラ脇田(44歳)の活躍。

番組内で、「レオパレス(21)の基礎を作っていた」と発言し、バリケード作りにリーダーシップを持って取り組む姿は、ハゲをいじられる弱気なキャラクター像と大きなギャップが見られた。

あの頼もしさはどこから来たのか。そして、知られざる下積み時代について本人を直撃した。

◆週6でレオパレスで働いていた過去

――先日の『水ダウ』、SNSでも大きな話題になっていました。ご自身にも反響は届いていますか?

脇田:本当にいろんな方から「あれ見たよ」と言われますね。

――ビックリしたのが「レオパレスを基礎から作るバイトをしていた」ということ。具体的にどんな仕事なんですか?

脇田:レオパレスは更地の状態から基礎工事をして、そこにパネルを組んで組み立てていく仕組みなんですよ。それら全部やっていましたね。水道や電気の配管・配線は専門の方がやるんですが、それ以外はやっていました。

――だから、番組では特殊な電気工具もスムーズに使えていたんですね。どのくらいやられていたんですか?

脇田:週に6日、2年半くらいはやっていましたね。

――どうりで、慣れた様子でした。工具などの使い方以外に、レオパレスの仕事が生きたのはどんな部分ですか?

脇田:レオパレスは、びっくりするぐらいの狭小地にも建てるんです。だから「こんな狭いところにパネル入らないだろ!」なんて時も工夫してなんとか作ってきました。そのおかげで、今回の企画でも他の人が無理と言っているような部分にも、工夫してバリケードを組んだりできましたね。

◆チーム内で光った、意外な指導力

――普段、漫才ではいじられたり、ちょっと弱気にも見えたりする脇田さんが、チーム内でリーダーシップをとっていたのも意外でした。これも、レオパレスのアルバイトでリーダー的な役割もされていたんでしょうか?

脇田:いえいえ、全然ペーペーでしたよ。でもこちらのチームで、工具を使えるのが僕ともう一人だけだったので、必然的にそうなった展開です。

――とはいえ、しっかり指示も出していらっしゃったので、潜在的にリーダー気質なのかとも思いましたが。コンビ間でも脇田さんが引っ張っているということはあるんでしょうか?

脇田:コンビは対等というかフラットな関係ですね。でも、僕の方が相方の浜中より1年先輩だから、そのおかげでギリギリ対等になっている感じです(笑)。

――同期だったらヤバかったですね(笑)。

脇田:ですね(笑)。普段の劇場出番で、複数のコンビでコーナーをやる時も、僕はいじられてばっかりなので、今回の番組を見て「あんなにリーダーシップ取れるんだ!」と、いろんな方に言われました。

◆吉本と、それ以外の事務所で感じる芸風の違い

――バリケードを作るという意味では大活躍されました。ただ、番組としては相手チームのはっしーはっぴーさんの自分勝手で他責的な振る舞いが大きく扱われましたね。芸人として「もっとこうすれば目立てた」みたいな部分はありますか?

脇田:いろいろ考えたんですけど、かなり難しいですね。FUJIWARAの藤本(敏史)さんも見てくださったそうで「吉本、はっしーはっぴーに全部持っていかれとるやないかい!何してんねん!」って言われました。

――VTRに出ていた時間の長さもネット上の反応も、はっしーはっぴーさんが圧倒的でしたからね。

脇田:でも、藤本さんに「じゃあ、吉本で芸歴関係なくベストメンバーを組んだら、あのポジションは誰ならできますか?」って聞いたんです。そしたら、藤本さんもしばらく考えて「おらんな」って(笑)。

――それだけ、怪物的な振る舞いだったと(笑)

脇田:吉本は、劇場がしっかりあって横や上下のつながりも強いから、団体芸は強いです。だけど、あんな感じの自由奔放さは、他事務所だから出るのかなとも思いますね。

――事務所の色が、芸人の色にも繋がるんですね。

脇田:特に、事務所が劇場を持っているかどうかは大きいと思います。吉本だと劇場だけで食える芸人も多いですけど、他事務所だと劇場がないからお笑いで一生食べていくなら、なんとかしてテレビに食らいつかないといけないですしね。

――吉本の芸人さんは劇場がある分、舞台経験が多くてM-1グランプリなどの賞レースで強い一方、そういった面もあるんですね。

脇田:吉本の中で、ロケでも強そうなのは誰かという話になったことがありました。そこで名前が挙がったのはレインボーのジャンボたかおでしたね。根性もあるし頭もいいから、パワープレイもやりながら臨機応変にも動けるんですよ。

◆「温野菜」で店長代理まで上り詰めた

――レオパレス以外にも、アルバイトの経験はありますか?

脇田:食えない期間が長かったので、いろいろやりましたよ。特にがっつりやったのは「しゃぶしゃぶ温野菜」ですね。当時は、劇場出番も月に1〜2回だったので、それ以外はバイトばっかりしていました。あまりにも働きすぎて、1年くらいで店長代理とかまでなっちゃって危なかったです(笑)。

――就職していたら、今の芸人としての脇田さんはいなかったかもしれませんね。そこで身についたスキルもありますか?

脇田:仕込みで野菜はめちゃくちゃたくさん切るので、包丁の使い方は上手くなりましたね。

――それが芸人の仕事で生かされたことはありますか?

脇田:元・和牛の水田(信二)さんがやっている料理番組に出させてもらった時ですね。

――水田さんは、有名な和食店や洋食店で長く働いて、調理師の資格を持っていることでも有名ですね。

脇田:水田さんに「これ、切ってみて」と言われて、野菜を切ったら「おお、やるやん」みたいな感じになりました。

=====

芸人のアルバイトといえば生活費を稼ぐための手段と思われがちだ。しかし脇田の場合は違った。レオパレスを建て、しゃぶしゃぶ店で店長代理を務めた経験は、テレビで見せた「頼れる脇田」の土台になっている。芸人人生に無駄な遠回りなどない――そんなことを感じさせられた。

<取材・文/Mr.tsubaking>

【Mr.tsubaking】
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。

    ニュース設定