宇宙から帰還し、笑顔で手を振る秋山豊寛さん=1990年12月 1990年に日本人として初の宇宙飛行をした元東京放送(TBS)記者、秋山豊寛(あきやま・とよひろ)さんが8月26日、三重県大台町の自宅で死去した。84歳だった。東京都出身。葬儀は近親者で済ませた。
66年にTBS入社。ワシントン支局長などを経て、社内プロジェクトの公募で選ばれ、90年12月に旧ソ連の宇宙船ソユーズに搭乗。宇宙ステーション「ミール」に滞在し、カエルを使った実験などを行うとともに、宇宙からのリポートを届けた。生放送での第一声「これ、本番ですか」は語り草となった。
95年12月にTBSを退社後、福島県滝根町(現田村市)に移住し、有機農業に従事。2011年から18年まで、京都造形芸術大(現京都芸術大)で教授を務めた後、大台町で暮らしていた。

元TBS記者だった秋山豊寛さん