限定公開( 19 )

かつて青春時代をガラケーとともに過ごした30〜40代にとって、連絡先交換の代名詞といえば「メアド教えて!」でした。しかし、生まれた時からスマートフォンやSNSが存在する現代の中学生には、その馴染み深い略語すら通じなくなっているようです。
漫画家のジョセフィーナゆきさんがXに投稿した実体験エピソード漫画が、多くの同世代ユーザーに強烈なジェネレーションギャップの衝撃を与えています。
「『ヒィヤ~~~~~~~~~~!!!!』って悲鳴あげた」という叫びとともに投稿されたのは、自身の日常漫画本が自宅に届いた日の出来事を描いたコミックエッセイ。
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嬉しそうに本を開いた中学3年生の息子さんから、無邪気な笑顔で「この『メアド』ってなに?」と文字を指され、母が固まってしまう様子が描かれています。
ジョセフィーナゆきさんに話を聞くと、今回の漫画はすべて自身の実体験。息子さんが読んでいたのは、自身の高校生時代における現在の夫との出会いや馴れ初めを描き綴ったエピソードでした。
ガラケーで赤外線通信をしたり、一文字ずつメールアドレスを手打ちして交換し合ったりした甘酸っぱい青春のワンシーン。しかし、令和を生きる息子さんの視線は、ロマンスよりも見慣れない謎の単語「メアド」に釘付けになってしまったようです。
息子さんの普段の連絡環境について伺うと、友人などとのやり取りは「ほぼ100%メッセージアプリ(LINEなど)」。息子さんのスマートフォンにも、もちろんメールアドレス自体は割り振られているものの、本人が直接使ったことは一度もないのではないか、とのことでした。
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なお、息子さんに詳しく確認してみたところ、「『メールアドレス』という言葉そのものは知っていたけれど、『メアド』がその略称だとは結びつかなかった」のだそう。
連絡先といえば「LINE交換」や「QRコードの読み取り」が当たり前の世代にとって、メールアドレスを日常会話で短縮して呼び合う文化そのものが、すでに過去のものになりつつあるという切ない現実が浮き彫りとなりました。
息子さんからのまさかの質問を受けた瞬間の心境について、ジョセフィーナゆきさんは「自分の中では息子を産んでからあっという間の15年でしたが、その15年があまりにも大きいものだと、今回のジェネレーションギャップパンチを食らって改めて気付かされました(笑)」と振り返ります。
悲鳴をあげた後は「目ん玉ひん剥いて胸を押さえながらハァハァ言ってました」と、あまりの時代の変化にリアルなダメージを受けた様子をユーモアたっぷりに語ってくれました。
投稿の返信欄には、「嘘だろ……メアドが通じない時代に突入したのか」「センター問い合わせとか絶対知らないんだろうな」など、同じ時代を駆け抜けてきた大人たちからの共感と切なさが入り混じった声が殺到しています。
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「来年、高校生になったらメールアドレスに触れる機会もぐんと増えそうです」と語るジョセフィーナゆきさん。時代の移り変わりとともに連絡手段の形は変わっても、画面越しに誰かと言葉を交わすときのドキドキや嬉しさは、きっと今の若い世代にも形を変えて受け継がれているはずです。
<記事化協力>
ジョセフィーナゆきさん(@josefina_yuki_8)
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2026090204.html|
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