今治造船の丸亀工場=2025年11月、香川県丸亀市 国土交通省は4日、国内の船舶建造量を倍増させるため、最大手の今治造船(愛媛県今治市)、今治造船子会社のジャパンマリンユナイテッド(JMU、横浜市)、名村造船所による設備投資計画を認定したと発表した。造船業再生に向けた国による支援の第1弾。今後約10年で官民で総額6000億円規模の投資を実行する。
国交省の造船業再生基金を通じて今年度以降、9年間で3件に最大2131億円を助成する。補助額は、今治とグループ会社の多度津造船(香川県多度津町)などに最大約1138億円、JMUグループに約494億円、名村とグループ会社の函館どつく(北海道函館市)に約499億円。
各社は主力造船所で大規模な設備投資を実施し、国は省力化に向けた溶接ロボットやクレーンの導入、ドック拡張への支援を行う。3グループの建造能力は現行から1.5倍になる見込みだ。液化天然ガス(LNG)運搬船の国内建造再開に向けた支援は今後議論される。