
日本有数の映画ガイド・高橋ヨシキが新作映画をレビューする『高橋ヨシキのニュー・シネマ・インフェルノ』。元特殊部隊工作員と少女によるリベンジ・スパイ・アクション!
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『シェルター』
評点:★3点(5点満点)
©2026 Fire Hawk Productions Limited. All Rights Reserved.
アクション映画の「リアリズム」とは?
世間から身を隠して、ひとり孤島に暮らしていた元・特殊部隊工作員の男(ジェイソン・ステイサム)が、ひょんな事情からやはり天涯孤独の身となった少女と共に、迫りくる巨大な国家的陰謀から決死の逃亡劇に挑む!
というプロットのあまりのジェネリックさは、もはやAIに書かせたレベルと言って良い。
しかしながら、アクション映画の面白さがプロットのみに左右されるかといえばそんなことはないわけで、本作も次々と襲い来る敵をバッタバッタとステイサムがなぎ倒すさまをニコニコ楽しむぶんには何の問題もない。
思わずニコニコさせられてしまうのは、本作がまるで現代のアクション映画における「リアリズム」のカリカチュアのように見えるからだ。
いかにも特殊部隊らしい(?)身のこなしや銃の扱い、身の回りのあれこれを何でも武器として使った肉弾戦の様子は、いかにも「リアル」なように思える反面、警察官や殺し屋をいとも簡単そうにホイホイと殺していくさまは非常に嘘っぽく思える。
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「リアル」と「映画的カタルシス」のせめぎ合いがもたらす不思議な味わいが本作にはある。ただ、全てがどこまでもジェネリックに過ぎる点は最後まで解消され得なかった。
STORY:スコットランド沖の孤島で暮らす元特殊部隊工作員のメイソン。溺れかけた少女を救い心を通わせるが、過去の因縁からMI6に命を狙われる。彼は少女を守りながら落とし前をつけるため、刺客が待つ英国本土へ向かう
監督:リック・ローマン・ウォー
出演:ジェイソン・ステイサム、
ボディ・レイ・ブレスナックほか
上映時間:107分
全国公開中
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