(左から)関口宏、唐橋ユミ プロ野球・東映フライヤーズ(現北海道日本ハムファイターズ)、読売ジャイアンツなどで活躍した元プロ野球選手で野球解説者の張本勲さんが9日、都内の病院で死去した。86歳だった。同日、TBS『サンデーモーニング』の共演者が追悼コメントを出した。
【写真】打席でのたたずまい、構えがさすが…元気そうな姿をみせていた張本勲さん 張本さんは90年代初めから21年12月26日まで同番組のスポーツコーナー「週刊御意見番」でレギュラー出演し、その後も不定期で出演していた。1987年10月から2024年3月まで36年半にわたって番組の進行を務めた関口宏(83)は「頑固ないいおじさんでした。喝の名人でもありました。関口宏」と悼んだ。
同コーナーを担当していた唐橋ユミは自身のXで追悼。「つい先日も、張本さんから食事のお誘いをいただいたばかりでした。『また美味しいお酒を飲もう』と、いつもと変わらずお元気なご様子でしたので、あまりに突然の訃報に言葉を失っております」と動揺を隠せない様子。「『サンデーモーニング』のスポーツご意見番コーナーでは、長きにわたり、いつも優しくお気遣いくださいました。張本さんのその温かさを思い返すと、胸が締め付けられる思いです。これまでの感謝を深く胸に刻み、心よりご冥福をお祈り申し上げます」と悼んだ。
元プロ野球選手で野球解説者の上原浩治氏(51)は「現役時代から引退後まで、さまざまな場面でお話をさせていただきました。 TBS『サンデーモーニング』で共演させていただいた際には、いつも笑顔で私の近況を気にかけ、声をかけてくださいました」と回顧。「張本さんからいただいた『喝!』も『あっぱれ!』も、今振り返れば、すべて野球への深い愛情があってこその言葉だったのだと思います。先日のサントリードリームマッチでも同じグラウンドに立ち、対戦させていただきました。まさかそれが最後の対戦になるとは思ってもいませんでした。本当に寂しいです。日本のプロ野球界に多大な功績を残された大先輩に、心から敬意と感謝を申し上げます」と追悼した。
番組も追悼コメントを発表。「時に厳しい『喝!』、時に愛のある『あっぱれ!』でコーナーを盛り上げてくださいました。また、被爆者としてのご自身の経験から『絶対に人間の世界では戦争はだめだ。殺し合いは一番やってはいけないことだ』との大切なメッセージを伝えてくださいました張本さんに感謝を込めて、心からの『あっぱれ!』を贈ります」と追悼した。
張本さんは、1940年6月19日生まれ、広島県出身。59年に東映フライヤーズに入団。同年に新人王、62年にはMVPを獲得。「安打製造機」の異名を持ち、首位打者7回などさまざまなタイトルを獲得し、NPB史上初の通算3000安打超となる3085安打を記録した。読売、ロッテと移籍し、81年に引退。引退後は野球解説者として活躍。TBS系『サンデーモーニング』のスポーツコーナー「週刊御意見番」での歯に衣着せぬ発言の数々や、豪快に「あっぱれ!」「喝!」と叫ぶ姿が話題となり、人気を博した。