若月佑美が写真、絵、言葉で作った初作品集「好き勝手に作りました」芸能生活15周年を回想

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2026年09月11日 05:00  日刊スポーツ

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デビュー15周年を迎え意気込みを語った若月佑美は写真集を手に写真に納まる(撮影・水谷安孝)

元乃木坂46で女優、モデルの若月佑美(32)が、デビュー15周年記念の作品集「FIRST EGOISM」を18日に発売する。写真と絵画、言葉の三つを通じて、これまでの歩みとこれから進む未来への思いを1冊にしたという。作品に込めた思いなどを聞いた。【取材・構成=松本久】


−タイトルを「作品集」とした理由は


若月 これまでに写真集は何回か出してきました。写真集って「若月佑美」本人を切り取って、素の感じを見せるスタイルの本だと思います。アイドルをやめて、俳優やモデルをやると「表現」がすごく楽しかった。そこで、自分が一つの「作品」となって撮影する写真を撮りたい。それを「作品集」として出したいと思ったんです。


−絵画もあります


若月 小さいころから絵を描くのが好き。クレヨンなどで描いていたのがやがてパソコンになって、アイドル時代は移動時間などを利用してiPadで描きました。それらの「過去作」も加えました。


−言葉も掲載しています 若月 音楽が好きなのですが、リズムよりも歌詞が好きで歌詞検索をして曲を選んだりしています。言葉に執着をしているので、それらを自分のものとして使いたいと思いました。


−作品集にある言葉を一つ選んでください


若月 好きな言葉は「攻めるためではなく 守るための強さでありたい」です。強さというのは肉体的な部分もありますが、メンタルの部分で自分を見失わないように我を強く持つとか。そして正論というのは人を責める「武器」ではなく「盾」にしたい。そういう強さが私の中でしっくりきていて伝えていきたいのでこの言葉を入れました。


−タイトルにある「EGOISM」(エゴイズム)。自身の利益を最優先し、他人の迷惑をあまり考えない利己主義との意味合いでも用いられます。込めた思いは


若月 いろいろと考えたのですが、私は性格上、良くも悪くも「他人のために」という気持ちが強すぎる。自分が楽しむというよりも「どう評価されるだろうか」などと考えてきました。すごくもったいなかったと思う。だから今回の「作品集」を芸術メインで出していくならば、自分の好き勝手、自己満足の世界を1回作ってみたかった。絵を描き始めた理由も好きだったからで、誰かにほめてもらうためではなかった。描きたいから描くという衝動で生きていた“原点回帰”をしたい。


−美術展覧会「二科展」で入選9回


若月 アイドルをやり始めてからは、絵を見てくれる人や、いただく言葉が増えた。その中にはグサグサ突き刺さるものもあって、自分が描きたい作品から「何を描いたら認めてもらえるだろう」と義務になっていきました。好きな絵なのに、楽しくなくなり、絵に興味がなくなってスランプになった。それで描くことを1回お休みしました。


−二科展には12年から8回連続入選。20、21年は休んで22年に出品して「特選入選」しました


若月 誰にも評価されなくてもいいから自分で描きたい作品を。そう思って描いたら特選をいただきました。やっぱりそういうものだよなって思いました。


−どういう人に作品集を見てほしいですか


若月 情報過多な世界に生きていると正解を選ぶのが難しい。自分を見失ってまで誰かの求める「いいね」に対応しなくてもいい。自分が好きならそれでいいんじゃないかって思うんです。私みたいに考えすぎて身動きが取れないと感じている人がいたらぜひ読んでほしい。人生は1回きりですから。


−25年に普通二輪免許と愛玩動物飼養管理士の資格を取得しました


若月 30歳を超えて、人生でやれないことを減らしたいと思いました。特にバイクは体力に関係するので。「愛玩動物−」の資格は、もともと実家でワンちゃんを飼っていて、子どものころは自分が無力で、動物病院に連れて行くにも車を運転できないしお金もない。大人になったのでもっと何かをやってあげたかった。例えば、保護犬についてだと法律が動物に対してどうなのかという難しい問題がある。保護犬はどう幸せにするかよりも、出さない方がいい。じゃあ、そのためにはどうすればいいのか。どんどん課題が出てきます。


−最後に15年の芸能生活を振り返って


若月 早いですね。ビックリしています。今、自分がここにいることに感謝とうれしさ。そしてこっからどうしていこうかなっていう期待があります。人生100年時代と言われますよね。うちのおばあちゃんが97歳なんですけどすごく元気。50歳になってもまだ人生の半分だと思うと、これからさらにもう1個何かをやらないと人生がもったいない。だから期待を高めていきたいって自分に言い聞かせています。


−今後やりたい活動は


若月 裏方にも興味がある。人なのか服なのか物なのか分からないけれど、何かをプロデュースしたり、自分のアイデアを生かしたいです。


○…初の作品展を東京・encounter galleryで10月3日から開催する。展示作の販売などを行い、売り上げの一部を犬の保護施設やシェルターに寄付する予定だ。


◆若月佑美(わかつき・ゆみ)1994年(平6)6月27日、静岡県生まれ。11年8月、乃木坂46の1期生オーディションに合格。18年に卒業。二科展に9回入選し特選入選もしている。ドラマ「セレブ男子は手に負えません」、舞台「薔薇王の葬列」の主演など女優として活躍。157・7センチ。血液型O。

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