政府の人身取引対策推進会議で発言する木原稔官房長官(右から2人目)=15日、首相官邸 政府は15日、人身取引対策推進会議(議長・木原稔官房長官)を首相官邸で開き、対策強化に向けた行動計画案をまとめた。客に「売掛金」(ツケ払い)で多額の借金を負わせ、売春などに追い込む「悪質ホストクラブ」への対策強化を新たに盛り込む。近く犯罪対策閣僚会議で決定する。
木原氏は会議で「人身取引は潜在性の高い犯罪で、被害者の中には被害を受けていることを認識していない者もある」と指摘した。
計画案には、タイ国籍の少女が個室マッサージ店で違法に働かされた事件などを念頭に、外国人がSNSを使って被害を相談できる環境の整備も明記した。
会議では、国内の人身取引の実態などをまとめた年次報告も決定した。2025年の人身取引被害者は78人で前年より12人増加。内訳は日本人が66人、女性が69人だった。