
【写真】横顔も美しい! 木村慧人撮り下ろしカット(全10枚)
■自分のやりたいことを詰め込んだ1冊
――ビジュアルブック『Visuarts』は、どんな1冊になっていると感じていますか?
木村:タイトルである『Visuarts』に、ふさわしい1冊になったと感じています。普段から僕のことを知ってくださっている方には「こんな表情もできるんだ」と思っていただけるようなページがあるでしょうし、いろんなファッションを着ているので、見ていて楽しくなるような1冊になったと思います。
――美術館で売られている図録のような質感もすてきです。なぜ写真集ではなく、ビジュアルブックにしたのでしょう?
木村:1年前に写真集を出していることもあって、その1年後に2nd写真集を作るのは早いかなと。1st写真集との違いをつけたかったというのもあって、コンセプチュアルな内容も込みで自分のやりたいことを詰め込める1冊をつくりたいとお願いしました。そしたら、ビジュアルを全面に推せるビジュアルブックはどうかとご提案をいただき、この形になりました。
――お写真もたくさん収録されています。まずはお気に入りの1枚を教えてください。
木村:お気に入りは、たくさんあるんですが、今ぱっと思いついたのはデニムワンピースの写真ですかね。これ、僕じゃなきゃ着こなせないんじゃないかなと思うんですよ(笑)。シンプルに自分に似合っているし、ワンピースの下にもデニムを着用しているというのが好きです。
――では、続いて思い出深い1枚は?
木村:印象的だったのは、ウィッグの下にかぶるネットを顔にかぶって撮影したものですね。実は、ネットにストーンを貼っていたりなど、細かな演出も組み込まれているので、そこも好きなポイントです。
|
|
|
|
木村:そうなんです。スタッフさんが「やろう」って言ってくださってこの写真が撮れたのですが、想像できなかったですね。マスの大きさが違えば違うほど見え方も全然違うので、撮影していておもしろかったです。これが1番バランスの良い見せ方ができた1枚でした。
――自分らしさがあふれている1枚はどれでしょう?
木村:韓国で自転車に乗っている写真ですかね。少年感があるシチュエーションと服は、最年少キャラに合う無邪気な感じなのかなって自分で思いました。ハーフパンツで子どもっぽさを出したり、逆にジャケットを羽織ることで大人っぽさを演じたりもして。緑の帽子が差し色となっているのもおしゃれだなと感じました。
■堀夏喜がディレクションした渋谷の撮影
――昨年刊行した1st写真集と、撮影中のアプローチを変えた部分はありますか?
木村:表情をより意識しました。アンニュイなイメージの本なので、普段しないような表情をやりたいと思って。まだまだやれることがいっぱいあるなと思いましたね。
――表情で言うとロケとスタジオ撮影でも、印象がかなり違いますね。
木村:それこそスタジオで撮った写真はビジュアルブックにふさわしいビジュアル強めなものになっていて、韓国や渋谷などロケ撮影した写真は雑誌っぽくなったなと感じています。韓国は昼の撮影が多かったのに対し、渋谷は夜の撮影だったので、ちょっと悪っぽい感じを表現したくて。渋谷の写真は堀夏(喜)くんにもディレクションしてもらいました。
――そうなんですね!
木村:ロックな感じとかは、僕の意向というよりも堀夏くんが「こういうのでやってほしい」ってスタイリストさんにお願いして、用意してくださった衣装なので、思い入れは強いです。自分では普段なかなか着ない服だったのですが「意外とこういうのも似合うんだ!」と思えました。
|
|
|
|
木村:顔つきや表情が大人になっていて、雰囲気や色気など大人の魅力がちょっとレベルアップしたんじゃないかなと思いました。それは撮影中にもそう感じたし、出来上がったものを見ると鮮明に分かりましたね。
――すでに「GL‐9 〜FANTASTICS BOOKS〜」で6名のメンバーの写真集などが発売されていますが、見てみてどんな感想を抱きましたか?
木村:堀夏くんの写真集が印象的でした。パリの街並みに溶け込んだ感じがおしゃれだなと思いました。あとはあとがきで書いていることが、すごく堀夏くんっぽかったです。
――どういうところに「堀さんっぽさ」を感じましたか?
木村:内に秘めている熱い思いを感じた点ですかね。自分がやりたいことがすごいあるんだなって改めて思いました。けどコンプレックスがあるからこそ、ああいうことを思えるというか、表にそれを提示できているんだなって感じました。
■「FANTASTICSっていう変幻自在さを表現できている」
――8月16日に27歳になった木村さん。率直に27歳になった今、どんなお気持ちですか?
木村:まだ感覚的には20代前半なんです。でも27歳ですからね。もう立派な大人なので、今までより意識を高くして大人になっていこうって思いました。自分が抱いていた27歳って、めちゃくちゃ大人なイメージがあったのですが、マインドや考えることは大人になっているんですけど、やっていることは全然昔のまま変わらないなって。ただ、僕、個人的には27歳は勝負の年になるんじゃないかなと思っています。
――なぜでしょうか?
木村:なんか変な自信があるんです。FANTASTICSとしても、個人としても、役者としても、全方面で全力を尽くして勝負したいなって。
|
|
|
|
木村:やっぱりコロナ禍だと思います。ある意味、コロナ禍がなかったら、未熟なままアリーナツアーをやっていたと思うし、今のようにいろんなことを経験してライブするっていうのはできていないと思います。あの時の経験は、今となっては必要でしたね。
――個人として変わったこと、変わらないこともあれば教えてください。
木村:(コロナ禍に)ドラマをいっぱい見たり、学んだりする時間があったからこそ、お芝居を好きになりました。それから、パフォーマンスにおいても、生ではなく映像で撮られる機会が多かったことで表現方法については学びました。踊り方、大きさなど、見え方に異なる点がたくさんあるからこそ、生と映像で同じようにパフォーマンスをしてしまうと表現が伝わらなかったりすることがあるんです。そういうことをちゃんと理解できました。それから、いろんな人と触れ合って共演したことで、自分から動かないとダメなんだなっていうのをより感じるようになったことも変わった点かなと思います。
――そんな中で、グループとして変わったこと、変わらないことを教えてください。
木村:向かう矢印がそろってきたことは変わったなと思います。バラバラになるのではなく、1つになってきているなと感じます。だからここからがさらにチャンスなんだろうなと思いますし、ジャンルがバラバラで、各々が思っていることが強いからこそ、このFANTASTICSっていう変幻自在さを表現できているなって思います。
――その方向性は話し合う中でそろえてきたのでしょうか?
木村:1つ核となるものがみんなあって、核があるからこそ、1つの矢印に向かえるんじゃないかなっていうのは思います。
――最後に、今回の書籍を楽しみにしている方にメッセージをお願いします。
木村:本当にこの帯に書いてある通り、何通りもの木村慧人を詰め込んだ1冊になっていると思います。非日常を感じられたり、僕の素を感じられたり、1ページめくるたびに違う初対面の僕に出会えると思うので、そこは楽しんでいただきつつ、皆さんのお気に入りページを教えてほしいですね!
――これだけのカット数が収録されていれば、たしかにお気に入りも別れそうですね。
木村:人気とかはあると思うけど、本当に僕は選べないので。みんなのお気に入りページを知ることで、みんなが僕に何を求めているのかを知りたいです!
(取材・文:於ありさ 写真:松林満美)
木村慧人ビジュアルブック『Visuarts』(幻冬舎)は発売中。

