「舞台はあと4、5年かな…」77歳・間寛平が語る引退時期と「100歳で世界初」を目指す野望

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2026年09月20日 10:10  週刊女性PRIME

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間寛平と「水玉れっぷう隊」アキ

 関西でおなじみの吉本新喜劇がGMの間寛平とアキのダブル座長で12月に6日間の東京公演を開催予定。2人に意気込みと今後の人生について聞くと、大きな目標を語ってくれた─。

化学反応をお客さんに生で見ていただきたい」

 吉本新喜劇の東京特別公演『ヤバ。新喜劇に毎日誰かが乱入!? なんやかんやいうてありがとうねぇ〜』が、12月15日から20日まで開催される。

 史上初となる“新喜劇のみ”での特別公演を前に、GM(ゼネラルマネージャー)を務める間寛平と座長のアキに、その意気込みを聞いた。

寛平「ぜひ『週刊女性』の女性読者に来てほしいですね。関西では老若男女。子どもからおじいちゃん、おばあちゃんとかいっぱい来てくれています。東京でやるなら、これを読んでいる女性やな

アキ「寛平師匠のノリやギャグ、ボケとか、そういった仕上がったものを集めて、ひとつの物語に集約させて。始まったら寛平師匠がアドリブで暴れて。そしたら僕も暴れますよ。で、話を回す人に止めてもらって。そんな化学反応をお客さんに生で見ていただきたいですね

 お決まりの流れに笑いを入れつつも、多種多様なストーリーの新作が生み出されていく新喜劇。台本を作る作家にも敬意を忘れないようだが……。

寛平「新喜劇って台本を書く作家さんもすごい。なかなか新喜劇の台本は書けないんですよ。うまいこと笑いも入れないといけないし、話の筋もちゃんとしないといけない。苦労して長年がんばってきて、やっと書けるんですよ。だから、台本にはちゃんと忠実にやっていこうとね……

アキ「忠実になんてやってませんやん! 回しの人がよくキレていますよ。“台本どおりやれよ! 稽古いらんかったんやないかー!”って

 こんな調子でアドリブ全開の寛平だが、先輩から台本の大切さを教わったこともあったという。

寛平「台本を読んで、ちゃんとやらないとあかんなと思ったのは、西川きよしさんを見てですね。あの人はどんな台本でも一生懸命がんばって笑いを取っていた。“こんな台本、芸人は書かれへんねん”って。僕が20歳ぐらいのときですね。だから台本どおり、ちゃんと書かれたやつを思い切りやって、きちんと笑いを取っていく

アキ「師匠は台本どおりやる姿勢で稽古して、本番ではしないじゃないですか(笑)」

 自由にやりすぎて共演者を振り回すこともあるが、その“ライブ感”が新喜劇の魅力でもある。

アキ「師匠には自由に暴れ回ってほしいです。台本の流れに戻す人がちゃんといるんで。僕も遊びながら戻しますし、チームプレーでやっていきます。寛平師匠は自由だけど、しっかりこの特別公演に力を入れてくれていますから

 舞台ではボケ倒しているが、笑いには厳格なのが寛平。特に若手を育てるために裏方のスタッフには厳しくしてきたという。

寛平「作家さんが書いてきた台本にとやかく言ったことはない。だけど、'25年8月に閉館した『よしもと祇園花月』の支配人には“笑いで天井が落ちるぐらい、ちゃんと新喜劇をやらなあかんよ”と、よく話していました。

 社長にGMを頼まれたので、やらなあかんという気持ちもありましたし。とにかく一生懸命、新喜劇をよくしていこうと考えてやってきました

 新喜劇の“プライド”は、しっかり伝わっている。

アキ「それぐらい冗談だと思うくらいやってきたから、今があるんですよ。ケツを叩いていただいてきたから。社員さんとか、支配人の新喜劇に対する姿勢もそうですし、興行の打ち方、内容、若手が挑戦できる場を設けないといけないとか。GMになられて、細かいところまでしっかり考えて変えてきてくださいました

若い子を引っ張って日本全国に新喜劇を広めていってほしい」

 '22年に史上初のGMという役職を任されて以降、歴史ある笑いにさらに磨きをかけてきた寛平。今後の新喜劇との関わりはどのように考えているのか。

寛平「僕は年齢的なものがあるから、アキにがんばってもらって。これから若い子を引っ張って日本全国に新喜劇を広めていってほしいですね

 これからの新喜劇を託されたアキも、師匠のバトンを受け継いでいく覚悟がある。

アキ「こうやって寛平GMが、もう一回、新喜劇に戻ってくださったので、このレジェンドである“寛平師匠”という名前をお借りして。がんばっていただいた努力を絶対にムダにしたくないので。この勢いを倍々にしていくくらいに僕もあやかって、責任感を持って盛り上げていきたいです

 今年77歳を迎えた寛平。今も現役として舞台に立ち続けているが、引退は考えているのだろうか。

寛平「舞台はあと4、5年くらいかな。82歳くらいまで、ですかね。今の最年長がやなぎ浩二さんで84歳。やなぎさんも元気でやっていますけど、終わった後は疲れていますからね

アキ「5年と言わず、10年、15年やってほしいですけどね。でも、そこは新喜劇が全国で軌道に乗ってきたら、寛平師匠も残りの人生で新たなことをやりたいかもわからないですから」

 “新喜劇引退”も考えている寛平には、今後の人生で叶えたい夢があるという。

寛平「新喜劇のことを考えてはいるけれど、僕の人生でまだこれからやりたいなと思っていることがありまして。それはホンマに100歳で、フルマラソンを走るのが夢やなぁ。考えたら、あと23年で100歳やで。フルマラソンいけるんちゃうかな。そういう夢があるんですよ。完走するのに24時間くらいかかるかもしれへんけど

 国内でのフルマラソン完走の最高齢は、'25年に奥山新太郎さんが記録した96歳。世界ではインド系イギリス人のファウジャ・シンさんが100歳で完走したが、シンさんが生まれた当時のインドには公式な出生記録が残っておらず、ギネスには認められなかった。

 寛平は夢を叶えたら“世界初”になるかもしれないが、アースマラソンなど過酷な条件でも走ってきただけに期待ができそう。

 まだまだ夢に向かって走り続けている寛平。新喜劇としての目標をこう語った。

新喜劇は大阪の宝って言うてるけど、全国の宝にしたい。みんなに新喜劇を知ってほしいですね

 これからも、な、な、なんと〜なことを成し遂げてくれるだろう。

週刊女性2026年9月29日・10月6日号

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