
【写真】取材会に登場した安田章大
1990年に公開されたパトリス・ルコント監督の代表作『髪結いの亭主』は、一人の男の純粋で偏愛的な恋心を描いたフランス映画の傑作。公開から30年以上を経た今なお、90年代ミニシアターブームを代表する名作として語り継がれる本作を大胆にアレンジし、舞台化。物語の舞台を1950年代の茨城県にある小さな理容室へ移して描く。
会見冒頭で安田は「来てください、という一言ですね。とにかく来ていただければ見ていただけるので」とコメント。「現場で何が起きているか、それが演劇のおもしろさだと思います。石黒ワールドを見に来ていただけたらな、と思っています」とアピールした。
安田は石黒氏が主宰する劇団普通の作品をプライベートでも観劇しているという。石黒氏が作る作品の魅力について安田は「僕たちは普段生きていると、話を聞いていそうで聞いていない人の相づちとか、聞いてなさそうで実はちゃんと聞いてたみたいな相づちとか、人って意外とほぼ無意識で生活していることが多いんです」と切り出し「それをエンターテイメントの中に落とし込みながら、見ていてクスッと笑えたり『こういう人っておるよな』と思えるところに共感性を感じて、おもしろさを見出しました」と語った。
本作で茨城弁に挑戦している安田は「不思議な言葉でした」と正直に告白。「関西弁のイントネーションが混ざっているところもあれば標準語のイントネーションも入っていて。北の方の方言のイントネーションも入っているし、鼻から抜けるような音も入ってるし…」と続け「会話の前後によって語尾が上がるとか下がるのも全部変わるんですよ。未確認物体みたいな…初めて出会った(笑)」と笑った。また、安田は「以前、東北の方の津軽弁をやらせていただいたことがあって。それとはまたバランスが違う。新しいバランスボールに乗っかった感覚でしたね」と口にした。
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PARCO PRODUCE 2026『髪結いの亭主』は、東京・新国立劇場小劇場にて9月28日〜10月25日、広島・JMSアステールプラザ大ホールにて11月5日〜6日、大阪・森ノ宮ピロティホールにて11月12日〜20日に上演。
