2027年FIA F2参戦が決まったトゥッカ・タポネン ARTグランプリは9月28日、2027年シーズンのFIA F2において、2026年FIA F3をランキング3位で終えたトゥッカ・タポネンを起用することを明らかにした。
フィンランド出身のタポネンは2006年10月生まれの現在19歳。FDA主催のスカウティング・ワールド・ファイナル参加を経て、2023年よりフェラーリの若手ドライバー育成プログラム『フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)』の一員となった。
2024年にフォーミュラ・リージョナル中東選手権(FRMEC)でチャンピオンに輝くと、同年のフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権(FRECA)で選手権3位の成績を残した。
2025年にARTグランプリからFIA F3にステップアップ。3度表彰台に登壇し、選手権9位につけるも優勝は叶わなかった。FIA F3参戦2年目の2026年はMPモータースポーツに移籍。特にシーズン後半戦で好成績を残し続け、最終レースとなったマドリードのフィーチャーレース2ではポール・トゥ・ウインで念願のFIA F3初優勝を飾っていた。
ウーゴ・ウゴチュクウ、フレディ・スレイター(アウディ育成/インビクタ・レーシングから2027年FIA F2参戦)に続くFIA F3選手権3位という成績を残したタポネンは、1年ぶりにARTグランプリに復帰し、2027年FIA F2にステップアップを果たす。
「僕たちはすぐに上位争いに加わるチャンスがあると思う。ARTグランプリは僕がよく知るチームであり、その運営スタイルも把握している。FIA F2では来シーズン、レギュレーションの変更とともに新型マシンが導入され、すべてのチームにとって公平な競争環境が整うだろう」と、コメント。
「また、すでに僕のことを理解し、復帰を望んでくれたチームに戻れることは素晴らしいことだ。この次のステップを踏み出し、F1到達という目標を追求するために、チームから必要なサポートが得られると確信している」
そしてARTグランプリのCEO兼社長のセバスチャン・フィリップは「トゥッカがチームに戻ってきてくれて、とても嬉しいね! 過去に強固な基盤と強い信頼関係を築いてきたおかげで、我々はすでに一歩先を行っている。だから、最初から彼のパフォーマンスとマシン開発に完全に集中することができるね」と、コメントしている。
『ダラーラF2 2018』パッケージの最終年となった2023年、ARTグランプリはチームタイトルを獲得し、テオ・プルシェールがドライバーズタイトルを掴んだ。ただ、車両パッケージが刷新され『ダラーラF2 2024』が導入された2024年、ARTグランプリはチームランキング7位、2025年はチームランキング8位、2026年は第12戦バクー終了時点でチームランキング6位と、低迷が続いてしまった。
新パッケージ導入のシーズンとなる2027年、ARTグランプリが再浮上を果たせるかどうかが、タポネンの将来を左右するかもしれない。
[オートスポーツweb 2026年09月29日]