松岡茉優、困難を乗り越える秘訣を明かす「自分の中で握れている確かなものがあれば進んでいける」

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2026年09月29日 15:10  クランクイン!

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映画『男ともだち』完成報告試写会に出席した(左から)三島有紀子監督、井上祐貴、松岡茉優、中島歩 (C)2026『男ともだち』製作委員会
 松岡茉優、井上祐貴、中島歩、三島有紀子監督が映画『男ともだち』完成報告試写会に出席。本作のテーマのひとつにちなみ、人生に行き詰まったときに乗り越えるコツなどを語り合った。

【写真】シックなブラックコーデで登場した松岡茉優

 千早茜の同名小説を三島監督が映像化する本作は、30歳を目前に、人生に行き詰まるイラストレーター・神名と男ともだち・ハセオの曖昧で確かな関係性をつづる。主人公の神名を松岡、男ともだち・ハセオを成田凌が演じる。

 本日を迎えた率直な思いを問われると、松岡は「祈るように撮っていた作品で、監督が撮りたいものを撮れますようにと思いながら撮影しました。監督が人生のいろいろな局面を振り返りながら撮った作品が届くのが嬉しいです」と胸の内を告白。それに対して三島監督は、「映画が生まれるということは奇跡のようなことなので、スタッフ、キャスト、そして今日お越しくださった皆さんとこの日を迎えられることが嬉しいです」と喜びを露わにした。

 自身の役に対して考えたことを聞かれた松岡は、「とある場面で神名はイラストレーターとしての過去の仕事と出会い直してしまう。今の自分よりも若くて経験値の浅かった時に描いたイラストがとても良くて、あの頃から自分が成長していないのではないか、腕が落ちたのではないかと感じてしまう。それってすごく恐怖。私は俳優ですが、何かを表現して評価してもらう仕事としてその時の神名にすごく共感して。その時に神名と手を握り合えた感覚があった。こういう感覚で役と向き合うのは初めての経験でした」と告白。

 続けて「イラストレーターの神名のように、過去の自分が描いたものが最高到達点で評価されるってすごく怖いだろうなと想像できました。その時に神名の手を握れた気がしました」と語った。

 井上は初共演の松岡について「松岡さんは出会った時から僕の中では神名で、松岡さんも無意識か意識的かはわからないけれど、現場の最後の最後まで神名として存在してくださった。だから撮影が終わって初めて松岡さんの笑顔を見ることが出来ました」と回想。中島も初共演の松岡について「井上君が言ったように、神名としてピリピリしていたから僕もビクビク」などと表現すると、すかさず松岡から「ピリピリとは言っていません!」とツッコまれて苦笑いだった。

 本作では、30歳を前に人生に行き詰る神名の姿が描かれているが、困難を乗り越える秘訣を問われた松岡は、「嬉しいことが大前提ではありますが、10年前の作品が好きだと言われたりすると、それ以降この人の人生に私は登場していないんだ...と思ってしまう。年を重ねるとその分上手くなっていなきゃいけないみたいなものがどの仕事にもあると思うけれど、前に進まなきゃいけないという設定は何だろうか? とこの作品を通して思いました」と赤裸々にコメント。

 さらに「誰かにとって自分の過去作がお好みだったとしても、自分がちゃんと握れていればいいと思う。私も行き詰って過去の自分の方が良かったと思う瞬間があったとしても、自分の中で握れている確かなものがあれば進んでいけると、この作品を通して思いました」と打ち明けた。

 井上は「心を許せる人たちとおいしいものを食べて飲むことです」、中島は「僕も神名と同じ30歳の時に行き詰りましたが、辞める勇気がなかったおかげで今があります」と、それぞれの考え方を明かした。

 映画『男ともだち』は11月6日より全国公開。
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