大森元貴、ミセス新アルバムは「戒め」収録曲2曲はMAJ直後に作曲「自分驚かせるのにわくわく」

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2026年09月30日 04:00  日刊スポーツ

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新アルバム「POPS」への思いを語った大森元貴(撮影:田中聖太郎)

Mrs. GREEN APPLEが今日9月30日、6作目のアルバム「POPS」をリリースする。今年発表した「lulu.」「風と町」「Brand New」など16曲を収録し、再生時間66分にもおよぶ大作となった。このほど、大森元貴(30)が日刊スポーツなどの取材に応じ、アルバムに込めたメッセージや制作秘話、楽曲制作に対する思いを語った。


アルバムタイトルの「POPS」には、多くの人に音楽を届けていく覚悟と、多くの人に届けられるミュージシャンになるという自分たちに対する「戒め」を込めた。


「本当に多くの方に聴いていただけるようになって、バラエティー番組も始まって、街を歩けば老若男女に声をかけていただけるようになった。うれしいけど、同時にここで『分かってくれる人にだけ届けばいい』という作品を作るのはダサい気がした。ポップスの覇権を取ったぞ!とか我々がポップスの権化だ!という意図ではなくて、多くの人にちゃんと届けられる覚悟を持った音楽人でありたいという、責任を負うということや覚悟を決める意味を込めました。


歌詞の内容も曲もすごく内省的で、パーソナルなことを歌ったり、意外と過激な言葉や暗いワードも使っていたりして、それをポップスと呼んでいる。当たり前に存在しているポップスを再構築して、この時代にもう一度『ポップスとは』と考え直すきっかけになると面白いし、僕らが考えるきっかけにもなると思って、自分たちを戒める感覚でこのタイトルにしました」


収録曲の「共犯」と「禁じた遊び」の2曲は、6月に行われた「MUSIC AWARDS JAPAN」(MAJ)授賞式の直後に作曲したと明かした。


「大賞(最優秀アーティスト賞)をいただく前の、席に座っている時から2曲書きたい!ってなっちゃった。それはその場の空気感とか日本の音楽市場を目の当たりにして、自分たちもその中にいるという実感がそうさせたし、最初は14曲入りだったけど、それじゃ足りないと思って、衝動的に曲を書きたくなった。大賞をいただいて、打ち上げもせずすぐに家に帰って2曲を作りました。自分らの限界を超えて、頭で想像していること以上のものに取り組まないと僕ら自身がわくわくできないタームに入ってきていると、MAJに参列して気付きました」


映画「スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ」日本版主題歌となった「Brand New」や、キリン「グッドエール」ブランドアンセム「GOOD DAY」、NHK連続テレビ小説「風、薫る」主題歌の「風と町」など、多数のタイアップ曲も収録した。


楽曲のオファーも多く寄せられているというが、「タイアップでも作曲に対して不自由さはない」と明かし、「僕にとっては作りたいものを作ることと、売れたいということは同義。自分が作りたいのは多くの人に届くもの」と語った。


「オファーをいただくとジャンルや方向性を資料で提案をもらうけど、僕の中で違う方向性がいいと思ったら、自分なりに曲を作って先方にお渡しすることもある。いただいた愛情なので正しく返したいし、オファーに対して『はい、分かりました』と言うのが正しい愛情の返し方なのかと言われると、分からない。僕もちゃんとオファーにのめり込んで、自分の中で(オファーに対する)共通項を見つけることに一生懸命になれる作品とご一緒したいと思っています」


バラエティー番組や俳優業も行うなど、多忙になる中でも、「曲を作ることにはまったくノーストレス。時間を見つけるという感覚すらもない」と言い切った。


「1日いろいろとやった後に、家に帰って寝ようとしたタイミングで曲が思いついちゃったりすると、もう作っちゃえ!みたいな生活を送っている。なので曲を作ることは苦じゃないです。むしろ思いつけたこととか、こんな曲ができたぞ、って自分を驚かせることにわくわくしているので、それがモチベーションになっています」


日本中で人気を集める楽曲を次々と生み出すことへの責任と、音楽に対する真摯(しんし)な姿勢と熱が詰まった、壮大なアルバム。さまざまな賞や記録を打ち立ててきた「フェーズ2」からさらにパワーアップをとげ、これからも日本中で親しまれる楽曲を届け続ける。【野見山拓樹】

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