
タレントのタモリ(81)が、東京都庁で名誉都民の表彰を受けた。1日、「令和8年度東京都名誉都民顕彰式及び東京都功労者表彰式」に出席。小池百合子都知事から表彰状、名誉都民章、目録を受け取り「ありがとうございます」と、感謝を伝えた。
「名誉都民」は、元東京市長の尾崎行雄さんと、植物学者の牧野富太��さんが最初に選出された1953年(昭28)から、10月1日の「都民の日」に表彰されることが多く、昨年までに135人が名を連ねた。今年はタモリの他にも、「魔女の宅急便」などで知られる児童文学作家の角野栄子さん(91)、日本パラスポーツ協会前会長の鳥原光憲さん(83)と、計3人が選出され、合わせて受賞者は138人となった。
過去には小説家の武者小路実篤(1965年)や井伏鱒二(90年)、映画監督の黒澤明(96年)や山田洋次(14年)、俳優の森繁久弥や女優の森光子(ともに98年)、落語家の5代目柳家小さん(99年)、元日本サッカー協会会長の川淵三郎(08年)、プロ野球の王貞治(09年)や長嶋茂雄(14年)、歌舞伎役者の7代目中村芝翫(10年)、漫画家の水木しげる(11年)やさいとう・たかを(19年)、登山家の三浦雄一郎(13年)、指揮者の小澤征爾(16年)、歌手の美輪明宏(18年)といった、さまざまな分野から、多くの著名人が選出されてきた(カッコ内は表彰年。敬称略)。
過去に全てカタカナ表記の名誉都民は4人いたが、いずれも外国出身者。日本出身で全てカタカナ表記は、タモリが初となった。
東京都名誉都民条例によると、称号を贈る条件は「公共の福祉を増進し、又は学術、技芸の進展に寄与し、もつて都民の生活及び文化に貢献し、その功績が卓絶で都民の尊敬を受ける者」または「都に引続き十年以上居住している者若しくは引続き二十年以上居住したことのある者で、広く社会文化に貢献し、又は都の発展、都民生活の向上に尽すいし、その功績が卓絶で都民が郷土の誇りとして尊敬する者」とされている。ただし、東京都の居住期間については「短縮することができる」とも記されている。一定期間、東京都に住んだ経験のある人、全てが対象といえる。
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同条例の「目的」については「この条例は、社会文化の興隆に功績があつた者に対し、その功績をたたえ、もつて都民敬愛の対象として顕彰することを目的とする」と記されている。「選定」については「知事が都議会の同意を得て選定する」と記述。今年は小池都知事が8月の定例会見で、タモリら今回表彰された3人を、候補者に選定したと発表した。翌9月の定例都議会で、正式に同意を得て、今回の表彰の運びとなった。
タモリはこの日、小池知事に掛けてもらった、首から提げる名誉都民章を指さし「これを掛けていただく時に、すごい手間がかかって、途中でやめられるんじゃないかと思いました」と話し、会場の笑いを誘った。掛けるのに苦労した小池知事も、申し訳なさそうにしながら、大笑いしていた。
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